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2006/10/22(日)
進路 三者三様 ウメの場合。後編。
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卒業まであと半年 大半のヤツラが進路ってのを確定していて。成り行きだったり なんとなくだったりすんだけど。 。。。それでいーのか? そこにウメの不安と疑問の両方があった。
<ねぇねぇ?ウメちゃん。タツヤは?ナンか言ってなかった?> キョウミ深々なカズミ。シェイクを一口のみ、ウメのコトバを待つ。
<キミタチは仲良く、、あれ?タツヤなにも言ってんねーな? 連絡してねーの?>
<たまにねー。メールはするけど。。>
<んじゃ聞けよ> ウメは てっきり進路のことだと思いこう答えたのだが。
<そうだね☆ きいてみよ>
。。カズミはタツヤが何か進路以外に自分のことを言ってないかを聞きたかったのだ。
<進路かぁ ね。え。あー メンドクセー〜〜> 伸びをしながら ウメが立ち上がる。
<んじゃ行くわ>
<え、 うん> ウメはポケットに手を入れ。帰ることにした。 今日はカズミと会えただけでもここに来た意味があったかもしれない。
ウメが歩きだすのをそのまま見送るカズミ。 ・・・振り絞るように大きな声をかけた。<ウメちゃーん! タツヤにライブ呼んでねーって言っておいてー!>
。。・。ウメは片手をポケットから出しウシロ手でそれに応え た。似合わない ちょいとキザなシグサに照れくさかった。
ちょっとした時間に人通りは減っていて、店も閉店しはじめている。
(ふう。。んー解決せず。タツヤも。。あのアホ)
。。。(ライブかぁ。。いや 俺もメンバーですけど)
でかい体でノシノシ歩いて アーケード出口近くに来ると ハンバーグ専門店があった。 よくある ログハウス風の建物で、表にあるボードにランチメニューがそのまま書き残してる。
。。。ハンバーク食いてぇ。。
数分後
今度はウシロからヘッドロックされ
<んーウメぇ?誰と仲良くチャーしてたのかなぁ?>
(、、うぐ タツヤ。。このアホ!)
とウメは思ったが。この素直じゃねークソバカにゃ言っても無駄なので。。
そのまま制裁を受けることにした。
<タツヤ?アホだ オマエは>
<あん?なんじゃ そりゃ>
俺らの残り少ないガッコー生活はまだ続く。。
ウメは思った。
(はぁ 恋しよ俺も)
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