TAKAの日記
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2006/10/07(土) ライブその後 進路 序章。
堤防下に停めてあった車に乗り込むと 休憩室から1本拝借したセッタに火を点けた。夕方といえどまだ気温は高く。
煙を追い出す為にも少しだけ窓を開けた。数年前決壊したというこの堤防にそんな面影は微塵もなく。
彼岸花が2〜3本 まだらに咲いていて。その赤色は草の緑にはアンバランスに季節を象徴しているように見える。
。。懐かしい匂い。俺にはセッタは10代の匂い。
自分の部屋で窓を開けて同じように煙を逃がし 音楽を聴いていた。真っ暗な部屋で。そうか。あれは。あの頃 よく月を眺めていたのは闇夜に漂う吐いた煙を雲を重ねていたんだな。
堤防からの空に見える、秋らしい、、カタチが崩れた雲は夕陽と混ざり合い、、とても綺麗で。煙なんてどうでもよかった。

夏が過ぎても半袖で元気な子供達のハシャぐ声が聞こえる。
土手の道の夕暮れは今日も賑やかだ。

セッタの匂い。明日はトモダチの結婚式で演奏もある。こうやって予定があることが当たり前になっていってそれぞれ生活があて。10代の俺には想像もできないほど世界は広いぞ?

車内の灰皿からは懐かしい匂いだけが残り ノスタルジックな記憶が蘇らないうちに、、? 俺はここから数分の家へ帰ることにした。今頃 どこかの10代のガキ達の週末が始まってることだろうな?


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