TAKAの日記
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2006/11/24(金) リンク 前編。
はらはらと舞う雪をトラックの助手席 窓ガラス越しにボンヤリと眺め その一つ一つに目をやると全体が見えなくなり。。

雪はガラスに触れると 音もなく融けて次々と消えていった。

昨年のこの地方の大雪が12月18日。くしくも今年は同日に
降った初雪に (日本中で何人が知ってるんだろう。。。)
なんてセンチなこと考えてみてはバカらしくもなって。
やがて流れ出す景色に 記憶の影映してみたりして。
ふとした期待に連なる 感傷はまだ痛いままだ。

。。。なあ?雪ってこんな色だっけかぁ?
誰に聞くのでもなく ただ そう思った。先に降った((雪))のことを思い出して
少し可笑しくなった。

。。。その1ケ月ほど前。。。

Xmas 1ケ月前 午後3時20分 学校 C教室

(あ!)カズミはミカに預かったままのCDがスポーツバックの奥にそのままだったことに気がついた。

(あちゃ〜 やっちまったいー・・)

タツヤのCDをカズヤに貸して それをカノジョであるミカが カズミに返して欲しいという なにか複雑な流れなCD。
ニューシネマパラダイスのサントラ。。カズミもよく知っている。

(しかし タツヤがねぇ〜ラップのなにかに使ったのかね?あ!そうか〜)
そこには大して疑問も持たず 思い立ったら決行!すぐさまカズミは
まだ校内にいるハズのタツヤにメールを打つ。
(でもガッコ来てるかなぁ?キンヨーだしィ。)

同時刻 タツヤ。。中古CDショップ内。

(うー ねみぃ。。)
俺はAtoZもろくに揃っていないCD棚を前に 目をこする。。

昨日はトモダチの知りあいのイベントでウメと二人 飛び入りでライブに参加していたのだ。終わったのが午前4時。その後 起きて バイト。。眠いハズだ。すぐに帰って眠ればいいのだが。

(ん?メール、。、)

カズミからのメールは ミカから預かったCDを返したんだけど どうする?といった内容だった。

(俺がカズヤにCD。。貸してねーしー)

とここまで考えて気が付いた。これはミカじゃなくカズヤの入れ知恵だな。俺とカズミを会わせるってトコか・・
それをカズミに伝えれば済むのだが 俺は少し考えて。。
カズヤの策略にのることにした。

((んじゃ 駅横の本屋来れる?4時ぐらい。))

((らじゃー!!))

待ち合わせで本屋というのはヒマ潰しにもってこいである。
昨日のライブでまた 課題ができたのと もう一つ おもしろい
出会いがあったのだがそれはまた別の機会に。。

ちなみに俺らのスキルアップ作戦はこれ以上なく上等だった。
公式ライブ予定は12月過ぎだが、それ以外の活動がかなり功を奏していた。デフテック ミーツ アレスディットD ミーツ
パブリックエネミー。。とくに最近はオールドスクールなラップをベースにオーガニックソウルフレイバーなメロディを修行中。
ユースケの70sっぽいトラックに合うかは疑問でもあるが。。

午後4時過ぎ。

本屋で待つのもなんなので自販機で珈琲を買い カズミを待つことにする。11月も後半ってことで日が落ちるのがマジ早くなった。秋の日はつるべ〜 ってな。。

俺がタバコに火を点けた頃 カズミが姿を見せる。早足で来たのか少しだけ息があがっている。

<は お待ち〜☆ ゲンキー?ひさしぶりー>

相変わらずアッパーなヤツだ。。

<あいよ ゲンキよ?おーこれ あったかそうじゃん?>
そう言って 俺はカズミのニット帽に手をやる。

笑顔のカズミを目の前で見るのは久しぶりだった。

<そうそう 先に渡しとくね。んーとぉ>
ゴソゴソとバックの中身に手をやるカズミ。

<ん〜 ハイ!> そう言って無駄なぐらい勢い良く俺に差し出す。俺はそれを受け取り。

<へーニューシネマパラダイス。。名作だな>

<うん。名作♪てか私コレ持ってるし。Rだけど。>

<そなの?あー そうそう。。>
と俺が言いかけると 

<知ってるよ?作戦でしょ@@>

俺はその得意げな顔を見て一緒に笑った。
漂う雰囲気が心地よい。こう波長が合うというか。馴染む感じがした。

それからしばらく立ち話のまま互いの近況報告をし。
俺は自分がどんな顔でいるか気にかける必要も忘れて。
夢中で話す カズミの言葉をイッコイッコ理解しては
知らない時間の彼女を必死で知ろうとした。

<ねぇ?卒業後はどうするの?>
話が一段落して カズミが俺に問いかけた。

<俺はNへ行くよ。予定変更、それもアリだ>

<へ〜 んじゃ、、>

<キミは?どうすんの?>

名前で呼ぶのがナゼかおこがましい気がして。

<ん。そう?、、私もN行くよ。>

(?) 俺は一シュン 理解に時間がかかった。

内心動揺しまくりながら、、

<へーそうなの?変更?>

そう言うのが精一杯だったがきっと声のトーンで察しられているに違いない。

<変更もアリなのだー☆>

カズミはやはり作曲と編曲の勉強を兼ねて師匠のところへ
シゴトをしにいくらしかった。

。。。おい、待て待て!ということはだな。以前ケンカした離れる離れないの理由がなくなってるってことだぞ?

。。。いーのか別に。・。

なんとなくコジレタ関係は修復こそしていないがZEROに戻った感じでもある。去年のプール掃除 七夕に始まって。丸1年。、。、いろんなことがあった。本当に。

その後は周りの連中の進路について口々に情報交換しあった。カズヤは地元の医学部 ミカは3年生。
アユミは 保母さんになる為に資格を。ユースケ ウメ 俺は
N市へ。。そうかカズミもN行きかぁ。。


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