|
2006/08/28(月)
18歳夏 後編。
|
|
|
。。。会場入りしてダラダラとDJのツナギに中を過ごしていた。 ジュン達のバンドはいわゆるミクスチャーだったが俺にはピンとこなかった。嘘っぽい。ってリリックが英語だったし?まぁそんなもんか。ベースてのはギターよりカッコイイ。。音楽がそれ系ってもあるけど。
ライブを終えたジュンに軽く挨拶をして。次の出順を待つ。 <ユウスケー!!つまんねーぞ?おい。>
大音響の中では会話もままならない。 <待て待て!次だよ。まだブレイクしてないけどスゲーの出るから!>
<あ?何 誰?>
<、、、、ック>
<ああ?誰??>
照明が落ちてSEが流れハジメル。、
髪をウシロへ縛った日本人をキンパの白人がステージに現れる。ステージにはビールの台が置かれ ダンサーの手話によるパフォーマンスが始まった。
<YO!、、、>あとは英語だったからよく覚えていない。。 音楽のチカラが人を?
ただ。余りに圧倒的な存在の音楽とエネルギーに俺は鳥肌が立った。こんなことは初めてだった。全身から憑き物が落ちたようにクリアになった。このトキの衝撃は実はよく覚えていない。 ただ汗だくで叫ぶ MCのおっさん(に見えた)の熱量に圧倒された、ただしこの後のコトは今でも忘れることは1日とない。
何曲ライブが進んだろうか。また照明が暗くなり。マイクを持った二人が胸の前でうつむき手を組んだ。それはまるで祈るかのようで。。
DefTech soud shen and micro round singing on the on the on 地に足つけ 頭雲ぬけ進む前へ前へ前へ。。。
アコギのリフレインフレーズが優しく耳元を撫で、二人の声が耳の奥深くから全身へ駆け巡る。
もうどうでもいい どうすることもできないとか 諦め嘆き悲しみ 自分を慰めいたわるその間にも 僕らを必要と。。
探すことで変わる やっと分かったフリ 腹から声出したセリフが行き交い混ざり合い 語り合い that 関わり合い。。。
so 出会いや 慈愛や
まずマジ 恥 劣等感 嫌悪感 人に対する嫉妬心 ハズす バシバシ 話吐き出し 泣き出しそれで確かに 今日はめでたし でもまた明日からまた新しい日が始まる。
手をつなげば怖くないから そこまでお前は弱くないから でもいつまでも そばにいないから Believe my way///
。。。。俺はワケがワカラズ涙が出た。人から聞いたことはあったが音楽を聴いて泣くことがあるのを初めて知った。
どうしようもなく涙が溢れた。クラブの中だぜ?客席が真っ暗で良かったよ。。そしてそれは自分の中の怒りや理不尽さ やるせないさ 後悔 全てを浄化。。できたかは不明だが。・。
。。。カラダとアタマがカルクなったのはココニ記しておこう。
キモチが良かった。
オオゲサかもしれないけどキリスト様を目にしたモノはこんなキモチだったかもしれないな。許す 許されるでなく。
。。。俺の言葉で言えば オリテキタつーか。 。。。解放されたつーか。 。。。人を真っ直ぐ見れるつーか。
そして 自分の小ささ。。。か。
ライブを観終わった俺はソコにある自分 ココにいる自分に 居てもたってもいられなくなり ユウスケには悪いがすぐに帰ることにした。
<悪い!ユウスケ!俺帰るわ!用事思い出した!>
<?え?おい!タツヤ!。。>
俺は人込みが熱気で溢れるクラブをかき分け1階の出口へ向かった。デカイ オモイ扉を両手でチカラ強く開けると 生暖かい風が俺を包みこんだ。汗をかいたTシャツも気にならないまま、駅へ急いだ。
このトキの俺とすれ違った人達からすれば10代のガキが走る姿にさぞ異様に見えたことだろう。
すぐに俺は部屋へ戻って、、メールを打とうとしたが。メアドも全て消してしまっていた。
ナニカ 中心を取り戻すのだ。
。。。また涙が違う意味で溢れそうになる。
まだ何も伝えちゃいない。俺は今日あった出来事をチームの日記に記す、きっと読んでくれるはずだから、それまでまた考えてみよう。昨日からのこと 自分のこと 相手のこと これも自分の判断でしてしまったことだし、きっと必要なステップだと信じ。
日記にはこう記した。たった一言だ。
ゴメンな。
。。。。キモチが目で見えれば伝えやすいのにな? ホンキそう思った。18歳夏 夕暮れ。
|
|
|