|
2006/09/19(火)
SHOW 前編。
|
|
|
マリア メイ アイ カオリ リナ サチ ナナ エミ アユミ レイナ アユ サラ ヒトミ ナミ ミキ ヒロ ミホ トモ ノゾミ 今日もあたしはひとり あなたの迎えを待つひとりで。。
<何?加藤ミリヤじゃん デビュー曲だっけっか?>
<名古屋でしょ?しかも年下かよ!すげぇ声な。。 歌詞にウチとか入ってっし〜>
<だぁ!ウルセー!>俺はこのどうしようもなく落ち着き無いようにみえる?二人を歌詞カードを持った手で振り払う。
。。10月3日ライブ前 グレード4 PM11、、
マチに待った俺らのライブの日。前座なのでリハを軽くすませ。 スタートまでの時間のヒマ潰しで楽屋でくつろいでいるところだ。そういえばチーム名は決まった。0-GK ゼロ ジーケーと読む。優れたゴールキーパーじゃねーぞ? 意味はちゃんとあんだけど またな。
しかしバンドではライブてのを数回経験してるもののユースケ除く俺とウメにはクラブでの初ライブ。気合もノる。俺あんてマイク持ってのライブは初だぞ?まぁビビリもしねーが。 薄暗い照明にミラーボール。ジモトの狭いながらにある クラブ。。昼はよくわかんねースタジオ兼メシヤなんだけど。 2階にある楽屋にはキタネー ソファがあって。壁の落書きも スデに散乱したビールの空き缶も実に肌に合う雰囲気だ。
まだDJがサウンドチェックでデカイ音出したり 消したり。。 そこらを同じ出演者のヤツラがウロウロしている。 リハの感想は。。こんなもんだろ?別にEVのコロガシ一発あればバンドと同じだ。DJの音どうこう言える立場でもねーし。 クラブ特有のローは回り込み過ぎないようにだけ気をつけた。
。。。センパイの受け売りだ。ホントはよくわかってねー。
しかしクラブてのはスタートが遅い。まぁガッコいってないヤツのが多いんだけどさ。俺もビビリはしねーが。。NIKEのモノクロの靴紐を結び直しては、、スエットのスソを気にする。
俺みたいなガキがこのソファーを占拠してんのは不相応だったけどまぁ ナンも言われないから構わねーな?
<はーい差し入れ〜デース>さっきまで席を立ってたユースケが陽気にビールをテーブルへ並べる。外で買ってきたみたいだ。ビニ袋に水滴がついている。
<オマエラ?まぁ飲んどけ?クラブてな こうやってダラダラはじまんだぞ?> そういうとヤツは早速プルを引く。
<はい オツカレー〜>あわせてとりあえず 俺もウメもそれに従った。もしかしてクラバーはキンチョーに耐えれなくて飲むんじゃねーか?と少しだけ思ったりした。
<なぁ?客呼べた?>ウメがノルマの心配をしてか図ったように聞いてきた。
<うーん 4〜5人は確定、、あとは取り置き。>
<俺は12は確定> ユースケが自信ありげに言う。コイツのこのヨユーがマジに頼りになる。とりあえず最近バイトもしてねーし ノルマ代はなんとかなりそうだ。
<タツヤ?あれ可愛くねぇ?>ウメがまた話し掛けてくる。
見ると。クラブらしく、B系なタンクに髪を巻いたオンナのコが ステージでセッティングをしていた。 そういえばリハで見るとHIPHOPが3つにRBっぽいのが一つ。 もう一つ。シンガーがいるユニットが出るつってな?
<へぇ?ソロか?>ユースケが興味を示す。 確かにクラブでライブを見たりアソビにはよくいったがソロシンガーは珍しい。俺も少し気になってリハを見ることにした。
。。ダンクラっぽいトラックに ちょっと甘めなメロディライン。
<っぽくないね〜>ウメが口を挟む、確かにクラブっぽくはなかた。けれどそれが新鮮でもあった。最後にリハをやるってことは。。俺らの前!トップか。
<いいじゃん?>ユースケは気に入ったみたいだった。 スラっとしたスタイル、今はキャップを被ってけど本番はどんな感じなんだろ?たまに耳をふさぐシグサでピッチを確認する姿に やりずらさをアピってはいたが その声は少なくとも俺には ビンゴだったし よくあるRB系のトーンとはまた違う甘さを持った声に俺もキョウミを持った。サスが少ないつーかさ? 古いのに新しい声な気がした。。
|
|
|