TAKAの日記
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2006/09/20(水) SHOW 中篇。
いよいよ本番スタート。俺はクラスメートより他のガッコのトモダチやクラブ仲間を客として呼んでいた。俺にはガッコってよりコッチのがイゴゴチがイイ。何かとウルセーのはイヤだしな。
ウメとユースケがいるだけで充分だ。あ カズヤ・・

平日の深夜でこんなハコでも意外な大入り。フロアにはビール片手な同年代のガキらがうようよしていた。
。。またメール。呼んだ客が到着したみたいだ。
俺もユースケもライブ前ってのに挨拶周りに奔走。

フロアでそうこうしてるウチにさっきのシンガーのライブが始まった。客は構えるワケでもなく落ちた照明に反応してスタージを振り返る。

<Is it enjoyed? This generation's young men Up to the last Disadvantage, if it is not heard!>

。。そこらのエセラッパーにゃ申し訳ないが流暢な発音は
一気に会場を惹きつけた。

、、多分 ウメしか理解してないことだろう。俺もよく聞き取れなかった。というか俺は聞き取れたとしても意味はわかんねーけど。

期待してたステージ衣装はリハそのままで。
キャップも深ブカとそのままでどんな表情で歌ってるのかさえ
よく見えなかった。けれど トラックはともかく。その媚びない
煽らないステージングに、、そして声に。、。
俺は。。自分の出番が次なんてのは忘れていた。。

。。。、それでもユースケとウメが楽屋へ移動したので俺もやむなく準備にヒキコもる。楽屋に漏れてくる声とトラックは
まだ俺らの耳を占領してくる。

<。。。いーなコレ>ユースケがツブヤく。
<うん マジで。> 

ひときわ大きな拍手がおき。ライブが終わったみたいだ。
俺らはオソロのディッキーズでキメ、ステージに上がる準備をした。

彼女が息を切らし楽屋へ戻ってくる。帽子の下は汗だくだった。

<お疲れ様でした!>俺らは社交辞令でもなんでもなく
すれ違う彼女に声をかけた。

彼女は頬を伝う汗を手の甲でぬぐいながら 微笑んでくれた。
ステージ後の解放感と達成感なのか。とても素敵でキョリを近く感じた、、、のは3人とも同じだろうな。

<頑張ってください!>これまた社交辞令なセリフだが。

<ウス!いってきます!>素直に応えることにした。
年は同じぐらいだろうか?なんとも不公平な音楽センスだ。
ナゼ彼女がトップだったかはアトでわかることになる。

ステージは熱かった。。

けど。。

ハショッていいか?とても書けるほどのデキでもない。
覚えてるのは。。懸命にリリックを吐き出し。
黒シャツは汗だくになり。巻いたタオルは3度ほど巻きなおすほど動き。

。。それでもAISAで見たあの二人組の日本人と白人コンビにゃ足元にも及ばないと知った。

途中にやった新曲のトキ いないハズのカズミが後方で見えたのは。

。。きっと見間違えだろう。

メインのセンパイのライブも終わり 客もジョジョに帰りはじめる。AM2時。

俺らはヘコンでいた。ユースケは<こんなもんじゃね?>て言ってはくれたが ウメも俺もMCとしての力量の無さに打ちのめされていた。収穫はTIPのカイさんとハナシができたことぐらいだ。

飛び入りで披露された、インテリジェンスなカイさんのラップには惹きつけられ、。メイン食ってたのは間違いなかった。この交流があったのにはセンパイをソンケーする。

<あー 疲れた。。>ウメがぼやく。
<打ち上がる?>ユースケが仕方ねーなーといった顔で声をかける。

俺はステージ衣装のまま フロアからステージを見ていた。
(ライブって。。。難しいなぁ。。)
漠然とそう思い。反省、、を今はできる気分でもなかった。

<お疲れ様でーす!>突如。
出演者のRBのシンガーの一人がハナシかけてきた。

<うちあげ行きます?>
そう屈託なく言われると、、少し断りずらい。

<いや 俺らは帰ります。。>チカラなく答えた。

<そうなんですかー?、、ココよく出てるんですかぁ?>
<いや ハジメテっすよ。初ライブです>

それ以外どう答えるというのだ!

<えーそうなんですかー?良かったですよー。>

<ありがとうございます>と俺は頭を下げた。社交辞令でも
少し照れて応じる。ちなみに彼女達はトリ前のRBユニットで
女性3人のコーラスグループ MCも女性というインパクトあるステージを披露していた、衣装を着替えたみたいで声をかけられた瞬間 誰だったかと考えてしまった。

<タツヤー。> ウメが少し離れたところから呼んだ。ジェスチャーで上を指して 帰ろうと言っている。

<HPとかあります?アソビいきますね?>
<リョウカイです。お疲れ様でしたー>

俺はそそくさと逃げるようにその場を去った。

外へでると10月だというのにまだ熱気があった、、のは街特有のビルの空調の熱気だろう。

ウメが親の車を借りてきていて 俺はバイクでそれぞれ帰ることにした。メシでも食うか?と言うユースケの誘いには乗る気分でなくとりあえず帰って眠りたかった。明日また考えよう。。

<あ 明日ガッコ行く?>
最後にユースケの問いかけ。

<ボサるー> <俺もー>

。。。0−GKの初ライブはこうやって情けなく幕を閉じた。


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