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2006/09/07(木)
9月アタマ大雨。後編。
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、、、バイクでずぶ濡れになりながら俺は考えた。
ライブのこともあったがカズミとのことだ。どうしてここまでコジレテしまったのだろう？確かにヒドイことも言った。キズつけた。
それをクリアにできるほどカンタンではないけれど結局まだ何も伝えちゃいない。。ハンパな感覚がキモチをフリーズさせてしまっている。
。。。まず謝ろう。それで今のまま伝えよう。じゃねーと後悔する。
ここまでは何度もシュミレーションした。来年もう会えなくなるからって、、キョリは重要じゃん？まぁ乗り越えるパターンもあるかもしんないけどさ。先があってのハナシだもんな。
ちなみに俺の東京行きは無期限。目的もある。オオゲサに書くほどじゃないけど。
。。。余りの雨の強さに俺は休憩することにした。部屋へ帰っても誰か待ってるわけでもないし 急いでも仕方ない。
家のすぐ近くで雨宿りするこにした。そうそう都合よくコンビニも無くて、閉店した喫茶店の入り口にバイクを止める。
タバコは、、と。クシャッてやがるわな。。1本取り出しライターと格闘する。
（大雨かぁ、、）ふとそんなこと思ったとき携帯がなった。。
090・・・見覚えある番号。。カズミだ。。
一瞬躊躇するも覚悟を決めて電話にでる。
＜。。。？＞
雨音でカズミらしき声がうまくききとれない。
＜。。。おおゲンキ？＞ケンカしたままで元気？もないものだ。それでもこんなトキはこうなるもんだ。
電話を持った手がなんとか持ちこたえている。落ち着けるハズもなく 体勢を変えながら俺はなんとか会話しようとする。
＜ん、、まず、、ゴメンな。。＞
精一杯だった。そしてジンセーの中でこれほど真剣に詫びたことは初めてだと思った。
＜。。。＞まだ無言。
＜それから！＞
俺は必死だった、許してもらうとかもう一度とかいう感情ではなく伝えなきゃいけない一言があった。それは1年前にも一度だけ電話で言ったことがある。
＜俺！オマエが好きだ！＞
プープープー、、耐え切れず電話を切った。カズミは何か言いたかったものだろう。けれど今はそれを聞くヨユーが無かった。
、、怖かった。けれど一度だけでもコンタクトがとれたことのは
信じちゃいないカミサマに感謝した。
何気ない会話をすればよかったのだろうか？
前みたくフツーのトモダチに戻れば少しはラクになるのだろうか？
想い込めたメールも一緒に眺めた月も交換したピアスも全て想い出というハコにしまえるのにはどのぐらい時間がかかるのだろうか？
コワれてしまうかもしれない感情のデカさに自分自身が驚き
まだ消化しきれないでいた。それでも伝えたかった二言が
言えたのには満足していた、その反応を欲しいとも思ったが
それは望み過ぎだと無理やり納得することにした。
。。。翌日、、今日は休みなので朝から散歩をすることにした。太陽は夏の日差しから秋の柔らかな色合いへと順調に変化している。
（深く被ったキャップのキミ何か言いたげだった〜理由がなくちゃ声も聞けなくて、、また季節は巡りめぐって。。いつかなにも思い出せなくなるのかな。。）
ポケットに手を入れ歩きながら某バンドの曲のリリックを口ずさんでみる、
公園内のベンチに座ると昨日の大雨を吸った木のベンチが
スエットに少しだけ冷たい。けれど気にならなかった。
首から下げたチェーンを外し、、そのまま背もたれにかける。
本当は誰も触れられない場所に埋めようかと思ったが今の俺には自然な行動に思えた。外してその場に置く。今はか？もうか？分からないけどコイツの役割は終えたのだ。
俺はベンチから後ろ髪ひかれる思いで腰を上げ またポケットに手を入れ出口へ向かった。
（零れてたのは涙〜だけじゃないよ、、たくさんのありがとうね。。）
全く泣けてくる歌詞にリリックだ。出会いと別れはセットかのようで。きっと時間が解決するのだろう。
フリーズしたままじゃいけないから。一度クリアにしなきゃな。同じ道じゃなくともまた笑い合う日がくるかもしれないし、いやトモダチならカンタンかもな？
必然な流れ、、新しいカタチ？必要なステップ？
正直まだどこかでキタイするのはらしくなくてイヤだけどそれだけ強く想ってる？た？。。。。んー。。。今はまだ分からんね。
2 わかったありがと
よく言われるようにホントにヒトツの終わりはヒトツのハジマリかもしれない。
同じか違うかで意味は変わってくるのだけど。恋ゴトは自分だけじゃないしな？
9月上旬。。秋。
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