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2008/03/29(土)
シュチュエーションシリーズ 春。
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まだ薄紅化粧の桜は不揃いに咲いていて、ところどころ向こう側が見えちゃってて 間の抜けた感じもするけど、結局 遠目には 全部、景色っていう くくりで。 なんとなく<やっぱサクラっていいなぁ。>なんてテキトーなこと言ってみる。
1年に1回ぐれーだから許してやるよ?去年から丁度 1年ぶりに映るサクラは、 やっぱ いいもんだ なんて チープだけどさ。
カノジョは助手席から堤防の桜に目をやっていた。 それが退屈そうなのか 見とれてるのか、まぁコイツのこったからボーって眺めてただけなんだろうけど。。
半開いた窓から車が走る速度にあわせて流れてく、。景色になんとなく ただなんとなく 俺も眺めてた、けどホントは気になってたのはカノジョの表情で。 車内に入り込む風が頬なでる度 カノジョにはサラサラとショートにした髪がなびいてて。
会話も ひとしきり盛り上がり落ち着き、。、うっ 微妙?俺微妙な空気に居んのか?
こーゆートキ、距離感がまだまだとも思うんだけど、けどこれをただ、カウントしない時間に なってしまうのもツマンナイかも?
<ふぃーねみー> 、、別に意味はないセリフを言った、。コエーもん、なんか。わかる?
<☆♪>
すると、カノジョは窓からくるりと僕に向き、
<やっとシャベッたね?☆>
。。。て。
ひとしきり盛り上がって落ち着いたアト、俺がどこまで沈黙に耐えれるか試したんだとさ。 イタズラっつーか。意味あんのか?
なんか術中ハマった感じぃ?か?ゼンゼン悔しかねーけど。
。。。なんか、カノジョは季節の色にマッチした表情で笑っていた。
よくわかんねー。
、、、まぁ そんな会話ができた頃。。・春来たり、。ジュリ公は遠しベンチかな
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