|
2009/12/18(金)
事のテンマツ パキラ
|
|
|
幸い今日はお休みだったので、予定を変更して朝から医者へ。 診断の結果、思ったよりキズは浅く、感染症の問題も無かった。めでたしめでたし、ってまだ終わらんよ。
夕刻、領収書を持って昨日のオヤジの店へ出向く。
「今、大丈夫でっか?昨日世話になったモンやけど。」
店の奥に向かって声をかける。
「は?あぁ、どないしはった?大丈夫やったか?」
にやけたアホ面が出てきた。
「とりあえず医者いって診断してもうたさかい、これ領収書。これだけ払ろうてもらえるかな?」
目もあわせず領収書を差し出す。金額は2730円。
「あぁあぁ。」
店の奥でレジをガチャガチャ。
「ほなコレな。」
差し出されたむき出しの金を見て絶句。差し出されたのは4千円。どないやねん(笑)ここまでコケにされては流石に黙ってられないんで、腹いせに。
「そういや飯まだやったさかい、せっかくやから何か食ってくわ。作ってくれる?」
やっと本性を見せたとでも思ったのか、一瞬安堵の表情を浮かべるオヤジ。
「ほな花ごよみ≠チてお寿司食べて行き。いろいろ入っとるさかい。」
10分ほどでバラ寿司とアラ汁が出てきた。
「頂きます。」
遠慮せず一気にかきこむ俺。
「ビールも飲むか、兄ちゃん。」
妙に親しげに声をかけられたが、当然のごとくノータイムで断る。
「ごちそうさん。ほなお代ここに置いとくから。」
さっき受け取った金から千円を差し出す。
「お代はええよ……。」
厨房から聞こえるオヤジの声を遮り、一言。
「かまへん。こっちも商いやっとるさかいな、わけのわからん金は受け取れんわ。ここ置いとくで!ごちそうさん!!」
皿の下に札を挟んで店を出る俺。
「お釣り出しますよ……。」
言うに事欠いて。後ろから聞こえるおばちゃんの見当違いの声に呆れつつ、店を後にしたのでした。
余談 4千円ってなんなんでしょうな。あれだけ金で解決しようとしてたのに、ちっさいねぇ。思わず噴出しそうになっちゃった。そもそも、本当に金で解決したいなら自分から金額を提示するのが筋だよね。相手に金額を提示させるのなんて、良心を逆手にとった体の良い逃げだもんね。 それはそうと、今回の一件で一番残念だったのは、商売やってるええ年こいた大人が、謝罪の仕方ひとつ弁えていなかった事。ホントしっかりしてよね大人!
|
|
|