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2009/06/14(日) 審判の日(Tシリーズの存在意義的に)  小池塾
朝早くから婆ちゃん家で久々の農作業。たまの農業は楽しいなあ。5時起きで寝ぼけ眼こすりながら、たまに田んぼのヒルに食われつつやる農作業は最高だ。働いた後の飯も上手い。しかも賃金までもらえます。土日が暇な人、うちでまた農作業があったとき、手伝いやりませんか?

【今日の映画】ターミネーター4

悪名高い3を黒歴史として時系列から葬りさる形で、ジャッジメントデイ後の世界をかいたT4は、新たな黒歴史を生んだだけだった・・・。

ジャッジメントデイ後の未来戦争の話と言えば、シュワルツネッガー無き後のTーシリーズの最後のフロンティア。キャメロンが作中でたびたび示した未来戦争、核戦争の影響で常に空は塵に覆われ太陽のささない興廃した瓦礫の山で、無感情に人骨の山を踏み潰しながら迫ってくる無人機械との熾烈な殺し合い。
Tファンなら誰もが想像を膨らました人類とマシーンの戦争はしかし、マッドマックスのような太陽のまぶしいアメリカの片田舎の荒野で繰り広げられる、生ぬるいサバゲーに終わった。
Tシリーズの背景を支える人類と機械との絶滅戦争というスケール感も悲壮感もまったく感じない。「愛」があれば何とかなるさ的な、お決まりのアメリカ式ヒロイズム満載のSF戦争アクション。

しかしそんな未来「戦争」描写も前半まで。なんと後半は主人公自身が敵の本拠にランボーよろしく単身で乗り込み、ターミネーターと戦うという、ただのアクション映画に成り下がる。次々と繰り出される1や2の露骨なパロディー描写も寒々しい。これではキャメロン版へのセルフパロディーで終わった3と同じ、いや、カリフォルニア州知事が暴れないだけ余計に悪い。何のために舞台を未来に変えて、設定を一新してまで4を作ったんだか・・・。

だが、この作品でもっと許せないのはTシリーズの根幹テーマまでも否定した事だ。
人類を抹殺しようとする機械だが、結局それは人類自身が生み出したもので人類の影法師にすぎない。この文明やテクノロジーに対する冷めた視線こそがTシリーズの根幹であり、2ではその上で人類と機械の垣根を越えた友情をかいた。
だが本作では堂々と「人類とマシンは違うんだ」「俺たちはマシンじゃない」と主張される。そこにはマシンを生み出した人間の自己責任や自省という側面は薄れ、マシン達はどこからともなく表れた悪の侵略者に過ぎなくなり、差別的な人間友愛思想のみが幅をきかせる。ジョンコナーが少年の日に交わしたマシンとの友情はどこへ行ったのやら。

ジャッジメントデイがこういう形で終わった今、完全にTシリーズそのものが終わったも同義だろう。
個人的に、ハリウッドの生んだ最も偉大なシリーズの一つに止めが刺されたかと思うと、非常に残念。
CG合成の州知事なんかでオールドファンを満足させようなんて甘いんだよ!


オススメ度 ★☆☆☆
キャメロンと州知事の偉大さ★★★★★★★★★★★★★★
快楽指標:(´・ω・`)(俺の休日返せ)


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