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2009/07/10(金)
残念賞 パキラ
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今日は久々に平日の休みだったんで、ちょっと酒蔵まで。 日本酒に目が無い俺が、数百種類の銘柄を経て辿り着いたフェイバリットな1本、「利休梅」を求めに河内磐船へ。
あいにくの曇天だったが、運良く雨には降られず、酒蔵に到着。
俺「こんにちは。極上セットを一つ、熨斗をつけてください。」
店員「はい。」
俺「あ、結婚祝で。」
店員「少々お待ち下さい。」
注文までは難なく済むも、熨斗をつけて包装するのに約15分。ぎこちなさが少し引っかかる。
店員「お待たせしました。」
商品を受け取り、酒蔵を後にする俺。見上げれば今にも雨が降り出しそうな空模様。駅までの道を小走りで急ぐ。
と、駅に着くや否や、バケツをひっくり返したような大雨が。今日の俺は運が良すぎる気がする。いつに無いスムースさに少しの違和感を覚えながらホームの電光掲示板に目をやると、次の快速までは10分少々。とりあえずベンチに腰を下ろす。ひと息つくも、やはり違和感が拭えない。
違和感の原因に思いを巡らせていると、さっきの包装のぎこちなさに思い当たる。贈呈品とのこともあり、袋から商品を出して包装の出来をチェックしてみた。包装紙から透けて見えた熨斗に愕然としたのも束の間、次の瞬間には包装紙に印字されてある番号に電話をかけていた。
俺「さっきそちらで極上セットを購入した物ですが、熨斗が……」
店員「付いて無かったですか?」
俺「いや、付いてはいたんですがね、蝶結び≠ナ……結婚祝いって言いましたよね?」
店員「あ、結びきり≠ナすね。申し訳ございません。今どちらですか?」
俺「河内磐船なんですが、すでに構内に入ってしまってまして……」
店員「申し訳ございません。すぐにお持ちいたしますので、少々お待ち下さい」
改札前で待つこと10分、大雨の中代替品を持ってきてくれて事なきを得たが、気付かずに贈っていたら大恥をかくところだった。 やはり今日の俺は運がいい……のか?
大門酒造は創業文政9年の老舗。酒の味は超一流だが、思わぬところに落とし穴があったもんだ。
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