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2009/07/20(月)
穴埋め宣伝 パキラ
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今日は祝日。特番でお祭り気分を煽るFM802を聞きながら、今日も今日とてヤフオクの登録作業。
こないだからボチボチ出品していた古い女性向け同人誌の山(約200冊)の処理が今日やっと完了。今ではメジャーな作家の、聞いた事も無いような別ペンネームや、一見しただけでは分からない難解なカップリングのせいで思いのほか時間がかかったけど、以前紹介した白竜のグレンダイザー本をはじめ、ひたか良や花郎藤子、小林智子などの初期同人誌の登録など久々にテンションの上がる仕事でした。で、最後の最後に山に埋もれていたのがコレ。
風魔淳が主催していた風魔組≠フ同人誌「摩訶Vol.12」。この12号は「摩訶」の最終号なんだけど、検品していて驚いた。この本、なんと今をときめく痛いBL作家*リ原音瀬の「Rain」って小説が掲載されてるんです。
木原音瀬は、近頃のBLにありがちな華やかなキャラクターや突飛な設定といったインスタントな刺激で読者をひきつける事をせず、キャラクターの性格、特に欲望などの誰しもが根底に持つ闇の部分を丁寧に掘下げることによって、どこにでもいる平凡な人間を魅力的なキャラクターに仕立てるのを得意としていて、昨今のやったもん勝ちで淡白なBL作家共とは一線を画す構成力を持っている。俺も、以前からかなり出来る作家として注目してたんだけど、如何せん見たくもない現実(自分の黒い部分など)を真正面から突きつけてくる作品も多いので、自己に埋没しがちなメルヘンちゃんらからは批判の対象にされることも多く、的外れなアンチが多いのが残念。
ちなみにこの作家、昨今のBL界じゃあ1、2を争う人気なのに、詳細なプロフィールが全く明かされておらず、絶版も多い。商業デビューは2000年前後で、俺が知る同人活動では1998年あたりが最古だったのだが、この同人誌の発行は1993年。しかも挿絵まで自分で描いてやがる。ひょっとしたら大発見かもしれないねってんで、木原音瀬掲載を思いっきりプッシュして超強気の値段で出品してみたんんだが、速攻入札が入ってました。どれだけ上がるか非常に楽しだ。
ところで皆さん、木原音瀬≠チて作家名ちゃんと読めますか?
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