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2009/08/31(月)
雨の杉並公会堂 パキラ
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すったもんだの果てに、何とか目的地に到着。
会場の前にはすでにかなりの人だかりができており、関係者同士での名刺交換や挨拶などがそこここで行われていました。見知ったアニメーターの顔もチラホラ。わかってはいたものの、来場者の8割強がアニメ関係者で、入場前の身内同士の独特の空気感は、一般人にはかなり肩身が狭かったです。
午後7時開会。 席に着き、送る会が始まってしまえば、そこのにあるのは金田伊功の残した作品と金田伊功を慕う人々の一体感のみ。大スクリーンに映し出される故人の作画した作品とプライベート映像を編集したものを眺めながら、粛々と会は新進行し、金田伊功を送る会にふさわしく、終始笑いの絶えない和やかな式典でした。
私はといえば、冒頭のアニメーターの佐藤千春による「宇宙の星よ永遠に」(『無敵超人ザンボット3』のエンディングテーマ)のピアノ演奏で早くも涙腺が緩み、野田卓雄の弔辞で涙腺が爆発。あふれ出す涙に霞む視界、それでもスクリーンに映し出される金田伊功を必死に目に焼き付けていました。
「彼はまたきっと戻ってくるでしょう。どんな作画監督でも修正しきれず、しかもきっと劇場アニメのクライマックスシーンで!」
会の最後のなみきたかしの言葉です。とてもいい締めの言葉だと思いました。金田伊功が消え去っても、金田伊功の残した作品や影響を受けた作家は世に残ります。金田イズムを追及するクリエイターがいる限り、いつの日かきっと金田伊功は帰ってくるでしょう。
金田伊功よ、永遠に!
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