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2009/08/03(月) 閉鎖されたアカデミズム パキラ
梅雨明けしたそうですね。
昨日の小レポートです。

朝7時半に現地に着きました。やはりというか何というか、そこには人っ子一人居らず。それから2時間独りっきりでした。開場10分前になり、やっと一般≠フお客様がちらほら。ま、そんなモンです。

まずはメインの座談会。まぁ、テーマがテーマだけに明るい会になる筈がないとは思ってましたが、やはり「COM」から「コムコミックス」への移行期の話あたりは、作家や元編集者のトーンは低く、特に西崎≠フ名前が出たときの元編集者や真崎守の表情の変化は見ていて痛々しいほどでした。ほんと西崎の業は深いですな。
個人的には、長年気にかかっていた、「COM」に掲載された真崎守の作品群に精彩が無かった理由やぐらこん&壊後の関西での同人の動きなどが聞けて大満足でした。

で、件のコミケの展示。さすがはコミケ初代代表霜月たかなか(原田央男)コレクションと言った所でしょうか、その内容の充実っぷりには思わずション●ンが漏れそうになりました。ミュージアム側の説明不足が珠にキズでしたがね。
展示室に入って早々に、「失踪日記」とともに置かれていた幻の同人誌「シベール」の創刊号に度肝を抜かれ、「マンガジュマン」(まさか実物が拝めるとは……)や「あっぷるこあ」、「チャンネルゼロ」でため息を洩らし、迷宮≠フ「漫画新批評大系」や第1回コミケの告知チラシ、配置図やカタログで感極まり、漫画大会を告発する会≠フ糾弾書の現物で見事に止めを刺されました。まさか、これが拝めるとは夢にも思いませんで、おかげ様で何かと噂だけが一人歩きしていた第4回漫画大会≠ナ起こった件の事件の真相が一部分だけ(重ねて置かれていたために2枚目以降が読めなかったんです。一応ダメもとで閲覧許可を願い出たんですが、あえなく撃沈)でも明らかになったのは大きな収穫でした。
ほかにも、萩尾望都ファンクラブや樹村みのりファンクラブ、大島弓子ファンクラブ発行の同人誌など、ガラスケース割って持って返りたいような貴重資料が溢れていて、まさに夢の空間。皆が数分で出て行く中、3時間近くも展示室にかじりついてました。

オマケに特別展示。妖怪に関する資料が江戸時代の絵巻を中心に展示されていました。資料の多くは他の展示会や画集などで見慣れている物ばかりだったので、これと言って目新しいものはなかったんですが、腰を抜かしそうになったのが京極コレクション=Bそう、かの京極夏彦が金に任せて買い集めた水木しげるの貸本の一部が展示されてたんです。なかでも兎月書房版の「妖奇伝」の状態の良さには驚愕。一緒に置かれていた兎月版「河童の三平」や「墓場鬼太郎」が霞んで見えました。あれが市場にでたら一体幾らの値がつくのやら……良い目の保養をさせてもらいました。

って感じで閉館間際まで開場に居座る始末。30分睡眠で13時間以上の活動はかなり体に応えましたとさ。


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