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2009/08/07(金)
稚拙なアカデミズム パキラ
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有力なアーティストが、必ずしも優秀な教育者になれるとは限らない。
こないだ、マンガミュージアムの展示室で竹宮恵子の姿を見つけたので、声をかけて少し精華大の話を聞かせて頂いた。その時に抱いた違和感と懸念はやはり間違っていなかったようだ。
かの大学のマンガ学科(今はもう学部か)には創設当時から興味があり、一時期は本気で受験も考えていた。そんなわけで、創設間もない頃に勝手に忍び込んで、竹宮恵子に淹れてもらった茶をシバきながら、今後の展望を聞いた事があった。その時彼女の口から語られた構想は、すでに進路が決まっていた俺の心が揺らぐくらいに魅力的だった。
今日、精華大に通う子にマンガ学部の現状を聞いた。どうやら、一部に的の外れた自己責任°ウ育がまかり通っているらしい。確固たる規律があってこその自由だと思うのだが……。
余談 今日びの子たちはとっつきにくさだけで竹熊健太郎を敬遠してしまうんだとさ。なんとももったいない事です。
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