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2011/11/03(木) 今日の映画  西羅
「告白」

うーん、すさまじい映画だ。
松たか子演じる教師森口は、教え子に最愛の娘を殺され復讐を決意し実行する。
しかし、追い詰めたはずの生徒は、そもそも死んでしまっても良いと感じているくらいに既に人生に退屈し絶望したカワイソウ(で身勝手な)な子供だった。
いくら追い詰めても、反省させ、罪の意識を感じさせる余地もない。
そんな子を更正、させるのではなく、心からの絶望感を味あわせ復讐を果たすにはどうすればいいのか。最早鬼畜を超える鬼畜になるしかない…。

といった感じで終始重くるしいムードの映画なのだが
大人や周囲を見下し、自分ばかりを哀れみ、自己完結したままの憎憎しいガキに、松たか子が教師という立場を利用し、更なる大人の知恵と冷酷さをもって絶望させる様は、暗ーい爽快感がある。
「逆GTO」だなあ。
他者の痛みを、身をもって味あわない限り、真の反省はありえない。
少年法を越えた教師森口の復讐は、強烈に痛すぎる教え子への愛のムチでもあったのだ。
なんて感傷がわく余地も無いくらい「な〜んてね」の台詞と共に〆くくられる、なんとも虚無的な映画でした。
こういうドライさは、日本映画じゃ珍しい気がするねえ


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