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2011/05/03(火)
5話 西羅
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友人同士でも、各々には自分の趣味や世界があり、いつもじゃれあってばかりはいられない。 かまってちゃんのゆっこは、休み時間にジャンケンやコックリさんなどに誘うが 友人達からは「興味無い」と悉くスルー。 麻衣ちゃんは本と仏像に夢中で、みおちゃんは他人に見られたくない絵をこそこそとノートに落書き中。 皆自分の事に忙しい。 ゆっこはゆっこで、麻衣ちゃんの仏像趣味を「どうでもいい」と口にしてしまい みおちゃんに対しても、絵描きとしてのプライドを知らぬ間に傷つけてしまう。
友人同士の不和や、会話の噛み合わなさ、各々がグループ外にも友人がいる事を示唆する場面など 3人娘の友人同士としての距離はこれまでの回でも示されてたが、今回は趣味や興味の違いという形で、特にそれが強調されてる。 ここまで生々しい、リアルな友人同士における距離間は、これまでの京アニの学園ものには無かった。 というか、他所でも見た事がない。そんなもん見たい人は、あまりいない。 バンド活動を通じて、鉄壁の友情とグループとしての一枚岩ぶりを見せたけいおんなどとは、対照的だ。 これまでにない、毒のある内容じゃなかろうか。
とはいえ、今回3人娘の仲のズレを強調したのは、何かの伏線かもしれない。 3話→4話がそうだったように。 波があるからこそ、ここぞという時にドラマが盛り上がる。 ゆっこが友人の知らなかった一面を今回知った事が、何かのきっかけになるんだろね。
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