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2011/08/10(水)
映画 「13人の刺客」 西羅
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見た。 なんか大好きな、「ランボー」思い出した。
悪逆非道な馬鹿殿(稲垣五郎)に天誅を下すため、12人(+1)のサムライが集い戦いを挑む、という昔の有名時代劇のリメイクだけど、有名な13人VS敵53人の戦いが、13人VS200人以上という無茶苦茶にスケールアップされ、時間も40分以上とオリジナルより長く、延々と血しぶきたっぷりの殺し合いを映画後半に見せ付けられるんだけど で、それで、ランボー思い出した。 少数で何百人という相手を倒しまくる荒唐無稽ぶり。それでいて、スタイリッシュとは正反対などちらかといえば泥臭いアクション(実際、泥にまみれまくって戦う)。わー、何か好みだ。
なにより「13人の刺客」や「ランボー」に共通するのは、基本は単純明快な活劇映画なんだけど、その活劇を通じてテーマを表現する姿勢が見て取れるってこと。「13人」は戦争、封建制批判。「ランボー」もベトナム戦争批判
こういう映画大好きなんだよねえ。ランボーのような肉体言語ものに限らず、台詞に頼らずに多くを語ろうとする映画。 テーマの説明とか、何かと台詞に頼りすぎな日本映画とは対照的。ほんと、最近の日本映画は、喋りすぎだ。 全体的な映画のテンポは、活劇シーンの異常な長さなどもあって、あまり良くないんだけど、そんなもん気にならないくらいの勢いのある映画だった。 稲垣演じる、サディストな馬鹿殿の狂った演技もいい。タークナイトのジョーカーさんにも負けてないわ。ガッキー、こんな良い演技できたのか。
久しぶりに燃えた映画でした。
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