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2012/03/30(金)
別冊週間なつまち 最終回 西羅
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最終回近辺のお祭り騒ぎが楽しかったり、けどちょっと五月蝿すぎないか?とも思ったり、でも全体的に青春劇として丁寧な作りで面白かったな、あの夏。【85点】
んで、それとは別に、感想というか、思った事が一つ。 宇宙人だのMIBだの裸族だの、よくこれだけ色物かつ陳腐な設定をぶちこんで、安い話にならないなあ、リアリティ損なわないなあと。
この作品じゃ、それらの色物要素はあくまで話のスパイスにすぎず、主題はひと夏の間に揺れ動く男女の心理。 そこを徹底的に掘り下げて、余計な色物は半分シュールギャグ扱いで、違和感無くさらっと流してしまう。
簡単そうだけど、この上手な割り切り方って案外難しいと思う。 特にアニメ屋さん、ラノベ屋さんとかに多そうけど、出した設定、風呂敷に引っ張られすぎて、結局何を伝えたいのか、本筋などがあやふやになってしまう事が多い。 色々膨らませたら、面白いんだけどねぇ、膨らませてる間は。 しかしこの作品で、「宇宙人と地球人の共存は可能か?」とか何とか、MIBに臭い台詞で語らせる場面出されたら、噴飯ものでしょう。でも案外やってしまいがちな罠。
と同じ長井監督指揮下のマリー脚本と、ベテラン黒田脚本の出来の差を見て、思った次第です。
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