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2012/09/22(土)
虎と兎の パキラ
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腐男子って呼び方、未だに抵抗があって使うのに躊躇います。つまりキライってコトです。タイバニの映画を見てきました、パキラです。
再編集の劇場版、お手軽なんで最近やたら流行ってますね。この手のヤツってお金出してる方々の意図と作り手の作品に対する熱意が見て取れちゃうとともに、作り手のスキルの差がはっきり出るので面白いんです。映画としてはどうしても評価し難くなりますが。
で、こちらはなかなか良い作品だったと思います。名シーンや重要なシーンが尺の都合上結構割愛されてたんですが、新規パートが、なかなかどうしてそれを補って余りある内容でして。特に兎ちゃんと●●●の初対面のシーンなんてね。TVシリーズを熱心にみてて、2期なんかを熱望しちゃってるファンにとってはその数秒だけで元が取れた気分になるんじゃないかなって程のウマい演出で。作り手の、今後もこの作品をさらに盛り上げていくんだって意気込みが感じられました。制作期間が短かったためか、多少の作画の荒れは否めませんでしたが、その他諸々のキキメな新規パートも含めて70点って所でしょうか。
余談ですが、腐ってる方面で人気が爆発しちゃたこの作品、劇場版で「ゴッドマーズ」の轍を踏むんじゃないかって心配してたんだけども、杞憂でした。やっぱこの作品の作り手にBL要素は無かったみたい(意図して避けたのなら快挙だが)で一安心。前半の一番の見せ場ったら虎と兎の心の距離の変化だと思うんだけど、ソレに伴ってTVシリーズでボクのBLセンサーが最初に強く反応したシーンが見事にカットされてまして、BL要素の少ない(と俺は思う)所が強調されてたんだよね。お姉さま方におかれましてはちょっと残念だったかもですが、王道のバディ物テイストを強く打ち出してたのは、とても良いことだと思いました。あと、モノで釣らず作品の内容に沿った特典でリピーターを誘うヤリ方に思わず感嘆いたしました。素晴しい!
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