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2013/01/16(水)
橘曙覧 ツドウ
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橘曙覧(たちばなのあけみ)wiki http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%98%E6%9B%99%E8%A6%A7
『「清貧」という生き方』(岬龍一郎 PHP)という本を買ったんやけど、これで橘曙覧という人物を採り上げている。
幕末時代の福井藩の歌人で、明治時代に正岡子規によって評価され、現代ではクリントン元米国大統領が天皇・皇后両陛下が渡米した際、挨拶の中で橘曙覧の歌を引用した。 その歌が、
「たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見る時」
これは『独楽吟』という氏の作品の一首。
http://koten.sk46.com/kinsei/dokuraku.html 上記サイトから『独楽吟』の歌を幾つか引用させてもらう。
たのしみは紙(かみ)をひろげてとる筆(ふで)の思(おも)ひの外(ほか)に能(よ)くかけし時(とき)
たのしみは妻子(めこ)むつまじくうちつどひ頭(かしら)ならべて物(もの)をくふ時(とき)
たのしみはあき米櫃(こめびつ)に米(こめ)いでき今一月(いまひとつき)はよしといふとき
たのしみは三人(みたり)の児(こ)どもすくすくと大(おお)きくなれる姿(すがた)みる時(とき)
幕末期にこういう歌を詠んだ人がいたことに、結構驚いている。
最近、儒学と並行して老荘思想や禅の本も読書中。
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