|
2013/01/21(月)
福永武彦という男 パキラ
|
|
|
月曜日はビブリアの日。 2話目、高橋何某の演技のお陰でちったァ見られたモンになってたのだけれども、グダグダでセンスの欠片もない演出と脚本が全てを台無しにしてましたね。
取るに足りないので、出てきた古書の話題を下世話な古本屋の目線から少し。本編があまりにつまらんので、出てきた本の値段でも見ながらルインを下げてねって事で……パキラのその本ホンマはナンボだんねん?≠フコーナー!!
ディケンズ『我らが共通の友』上中下巻ちくま文庫:6000円 リュシアンフェーブル『書物の出現』上下巻ちくま文庫:4500円(帯無し) 式場隆三郎『定本 二笑亭綺譚』ちくま文庫:1000円 杉山茂丸『百魔』上下巻講談社学術文庫:3500円 フランク・レンウィック『とびきり哀しいスコットランド史』ちくま文庫:350円 藤田千恵子『愛は下剋上』ちくま文庫:350円 日高敏隆『ネズミが地球を征服する?』ちくま文庫:800円 河合雅雄『ゴリラ探検記』上講談社学術文庫:150(カバースレ大) 小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』新潮文庫:100円
ま、だいたいそんな感じ。高橋何某ったらなかなか優秀なセドリ屋さんだこと。そら囲いたくもなりますわナ。
でもって、さらっと流されてた『完全犯罪』(講談社版)。7800円ってビブリアさん全然良心的ちゃうやん(苦笑)ウチならせいぜい初版で突っ張って2000円ってトコだゼ?アソコで出した脚本の意図も意味不明やし。しかも可愛そうに栞子さんったらビッチに講釈を遮られちゃう始末。不憫なんで即座に私が脳内補完したりましたワ。以下がその有難い講釈の全文である。
「この本は純文学者福永武彦が……加田伶太郎名義で発表した推理小説で、これは講談社版の初版本。ちなみに登場する探偵の伊丹英典≠ヘ名探偵≠フアナグラムになっていて……ってそんなコトはどうでもいいのよ。福永武彦っていやァ『発光妖精とモスラ』よね?特撮、わかる?え、池澤春菜でしょって?ああ、あなたアニメ畑の人だったの。そうね。お祖父ちゃんだものね。池澤春菜っていったらやっぱ『レッツ&ゴー』は外せないわよね。私は烈×豪派かしら。あなたは??……そう、気があいそうね。ミニ四駆も30周年を迎えたことだし、次の夏は一緒に本でも作りましょうよ!」
……てな具合でビッチと栞子が夏に薄い本を出す運びになったかどうかは次回以降をご覧頂くとして、どうぞ、おヒマな方は本編の当該の部分に当てはめてみてください。きっと糞ドラマの一服の清涼剤になることウケアイですゼ!
|
|
|