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2013/11/11(月)
荘子 ツドウ
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現代語訳された所だけやけど、『荘子』内・外・雑篇(ちくま学芸文庫)読了。 古典で訳文のみながら、全文を一通り目を通したのは『菜根譚』以来の2つ目。
で、感想。 …頭の悪いツドウさんなので、理解出来ない所(著作者の荘周の時代以降に加えられた所や、儒家や法家思想が混ざる所がある等々)が多々とあるけど、
無為自然…人為を加えずに自然のままに生きる
思想について簡単に言ってしまえば、これやと思う。 思想云々の話をすると超難しそうなのでこれ以上は避ける。
寓話については、庖丁解牛、木鶏、孔子と盗跖の問答、荘子と恵子の問答等々、結構面白いものがあり、小難しい所はすっとばして、寓話だけに絞って読むのも、それはそれで良いと思う。
『荘子』で、名家思想(論理学派)の恵子の思想にも少し触れている。 秦時代の焚書坑儒の影響もあってか、名家関係の文献が全く残っていないそうやけど、『荘子』の中でこぢんまりと生き残った。 で、恵子の論理。 まあ論理の上ではそうなるのかもしれないけど、余りにも無茶苦茶なことを言っているので、半分笑い話のように読める。 道家思想の文献に載ってるということで、正確な内容ではないのかもしれないけど。 ちなみに、荘子と恵子は同郷の親友であり、好敵手だそうな。
何となくやけど、何かを得たような気がする。
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