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2007/02/11(日)
トラベルプランニングオフィス、廃業か?
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全国旅行業協会は先ごろ、東京都内に本社を構える旅行会社「トラベルプランニングオフィス」 (TPO)に退会勧告をし、同協会のサイト上でその旨を公示した。
TPOは昨年末、鹿島鉄道の後継事業者公募にて「JR直通の特急列車を走らせる」「仙台方面への 夜行快速列車を走らせる」「茨城(百里)空港にアクセスするLRTの整備も検討する」等の妄想と しか思えない事業計画案を披露し(※1)、なおかつそれが不採用となった(廃止が決定した) 後にも、直接交渉のため親会社・関東鉄道や常陽銀行へ突撃する(※2)などの奇行で 悪名を上げ、全国の中小鉄道の関係者を震え上がらせている。
今回の退会勧告は「会費の滞納があったこと」が直接の理由だが、鹿島鉄道や神岡鉄道の件を はじめとした、廃止寸前の鉄道の事業継承にかかわるTPOの「行き過ぎた行動」も問題視 された可能性もある。 もし退会が決まれば、再入会のためには入会金や供託金など1千万円前後の支払いが必要で、 現在旅行会社としての業務の実体がほとんどないTPOにとっては、会社の存続に影響する出費 となる。同協会の約款によれば、一度退会した会員の役員がいる会社は入会を拒否される 場合もあり、再入会へのハードルは決して低くはない。 このままあれこれと理由をつけて存続するのか、あるいは名前と業務内容を変えて出直す のか…TPOの次の一手が注目される。
(※1):関連ブログに一時掲示された「鹿島鉄道継承計画」による (※2):関連ブログの記事による
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