編集日誌〜BSI TODAY
「いばらき路線バス案内所」編集人の、とりとめのないヨタばなし。
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2007/10/15(月) ニュー東豊、つくばに進出か?
去年の今ごろに路線バスへの新規参入を果たしたものの、地元の総スカンを喰らって
青息吐息の「ニュー東豊」(千葉県我孫子市)。その元締めである市議会議員が、
なにやら怪しい計画を立てたらしい。
以下、今月2日の産経新聞の記事より。

> つくば市筑波の小学校跡地で、千葉県の株式会社が広域通信制高校の開設準備を
>進めていることが1日、分かった。同市はすでに国に対し、株式会社が学校を設置
>できる教育特区を申請。順調にいけば11月中に認可される見込みで、来年4月の
>開校を目指している。

> 開校準備が進められているのは「東豊(とうほう)学園つくば松実(まつみ)高校」。
>株式会社「つくば東豊学園」(本社・千葉県我孫子市)が計画。埼玉県春日部市で
>中学や高校を運営する「松実学園」の協力を得て、通信制高校を運営する。校舎は
>平成17年3月に廃校となった旧筑波第一小の跡地を利用する。

> 募集要項などによると、定員は初年度が500人程度で3年後に1500人を見込む。
>各年次20人程度の通学生も募集。卒業条件は3年以上在籍し、74単位の取得と特別
>活動を30時間行うこと。授業はリポート(添削指導)とスクーリング(面接授業)のほか、
>単位認定試験がある。スクーリングは初年度が3週間に1度、2年目は2週間に1度、
>3年目以降は毎週実施する。1回のスクーリングは10〜40人程度。通学生は週5日
>登校することになる。

> 同校の開校はつくば市の"南北問題"の解消にもつながると期待されている。スクー
>リングで訪れた生徒が周辺商店街を利用するほか、ホテルなどへの宿泊、地元からの
>職員採用、株式会社による納税など、さまざまな経済効果が望めるからだ。


筑波山の中腹にこういう学校をつくるなら、まず必要となるのがスクールバス。
東豊学園の場合は当然、グループ内のニュー東豊が運行を引き受けるだろう。
…と、ここまでで話が終わればいいのだが、どうやらそうはいかないんじゃないか、
と思わせるところが"ニュー東豊クオリティ"である。つまり、

スクールバスという名目で駅前に堂々と乗り入れる
→車両を昼間に遊ばせておくのはもったいない
→ついでだから一般乗合の路線でもつくろうか
→とりあえず我孫子での実績はあるし、駅前に乗り入れさえすればこっちのものだ

という論理で、ニュー東豊が筑波山へのバス路線をつくってしまう可能性も、ゼロ
とは言えなかったりするのだ。
関東鉄道に競争相手ができていいじゃないか、と歓迎する意見も出るかもしれないが、
冒頭にも書いたとおり「地元で総スカンを喰らう」ほどの会社なので、ルールや良識に
のっとった競争をしてくれるかどうかは怪しいところだ。しかも路線バス事業に熱を
入れるあまり、学校運営の方がおろそかになる恐れだってある。

まぁ、これは僕の思い過ごしであることを祈りたいが、関鉄はもちろん、無邪気に
喜んでいる筑波地区の皆さんも、いちおう警戒しておくに越したことはないだろう。


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