|
2010/01/09(土)
宝の持ち腐れ
|
|
|
発作で倒れる人を目の前で見るという、波乱の新年会。
〜〜〜
去年の暮れに、水戸駅前で一眼レフを構えている人を見かけた。 まだ朝の8時半を過ぎたばかり。撮影するには、ちょっと明るさが足り ない時間帯だ。そんな中、その人はターミナルを出たばかりのバスに向け てシャッターを切っていた。
単なる朝の風景では寂しいのでバスを入れたのか、茨交とオートが団子に なっている場面を撮ったのか、あるいは昼間に撮るのは恥ずかしいので 朝に撮っていたのか、彼の意図するところはわからない。 ただ僕はそれを見て「一眼レフまで持ち出して、ありきたりのアングルで 撮ってるなんて、もったいないなぁ」と思ってしまった。
水戸駅北口は、ちょうどスリバチのような地形になっているので、撮影 ポイントは限られてくる。というより、僕のような偏屈な者の眼には 「書店前の歩道橋を上れば、まぁまぁいい画が撮れるかな」ぐらいにしか 映らない場所だ。朝にバスが走る風景を撮るにしても、駅前はまず除外 するだろう。
さて、彼がその画像をどう使ったのかを想像してみる。プリントアウト して年賀状にでもしたのだろうか。ブログやサイトに、ほかのありきたり なバス画像と並べて悦に入っているのだろうか。 どこかの雑誌やムックに載っていたら驚きだが、まぁその雑誌も大した ことはないんじゃないか。
道具にこだわるのもいいが、その前に手元にある道具を使い倒してやろう。 それを今年の目標としたい。
|
|
|