|
2006/12/09(土)
○○ちゃんを救う会
|
|
|
先月からだろうか、わが街のCATVで「○○ちゃんを救う会」のCMが放送されている。 難病を患った幼児が海外で移植手術をするため、多額のおカネが必要なんです、 という例のアレだ。
幼児の無邪気な歌声が流れたり、いかにも苦労をしていそうな顔の親御さんが出てきたり、 それなりに訴求力のあるCMに仕上がっているのだが、ひとつだけ引っかかる点がある。
彼女たちの住所(銀行口座のあるところ)が埼玉の川越なのだ。
たしかに身内や街頭募金だけでは集めきれない金額かもしれないが、かといって わざわざテープを県外のCATV局にバラ撒いてまでお願いするやり方も、はたしてどうなんだろうか。 そういう労力と資金があるなら、ついでに「15歳以下の子供でも国内で移植手術が受けられる ように法改正を求める」署名活動でもした方がいいんじゃないだろうか。
法改正がかなえば、手術に必要な額はひとケタ減る。募金に頼らなくても賄える家族も 出てくるだろう。そうなれば「死ぬ死ぬ詐欺」だの何だのと理不尽に叩かれることも なくなるのではないか…例のCMを見るたび、私はついついそう思ってしまう。
|
|
|