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2005/11/16(水)
ice(アイス) B
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インターホン横のドアが開き、中がいきなりホールになっている。 その一番奥に女王陛下が座っていた。
「さ、どうぞこちらへ」
近づいていくと、女王陛下は、立体映像ということがわかった。
すごい、セキュリティーだな。 などと思いつつ。 視線の少し合わない女王陛下に挨拶した。
「女王陛下、お元気そうでなによりです。」
「ありがとう。サムは、元気?」
「はい。お陰さまで、我が国王は、すこぶる元気にしております」
「あなたのお父上のサムとは、最近メル友になりましたの♪ 今回のお見合いにも、気合いが入りますわ」
?なにー!!
「あのー、誰のお見合いでしょうか」 嫌な予感がしつつ聞いてみる。
「あら?サムから聞いてない?あなたと私の娘カローラとのお見合いよ」
あの、たぬきおやじ。
「今回は、重要任務だ。 iceは友好的な国ではあるが、なかなか実際は、いろんな開発兵器があるやもしれん。 実際に行き、調べてくるのだ。 お土産は、iceの氷を使ったアイスをよろしく」
とか言って、目的は見合いかー!!
「あの、私は次男なので、王位継承権もありませんし、 特攻隊、隊長という明日ともしれぬ身であります。 姫ぎみには、もっとふさわしい方がおられると思うのですが」
「案じてくださいますな、カローラも末娘。 継承権もなく、趣味は剣術。 きっと気が合います♪」
うーん。断れそうもないな。
「では、お会いしてみます」
「良かった、ジン殿なら、そう言ってくださると思っていました。」
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