仮想空間
私の想像の世界(ファンタジー ショート・ストーリー)
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最新の絵日記ダイジェスト
2007/11/27 凛ちゃん
2007/11/16 手作りマフラー
2007/11/15 こんな感じ
2007/11/14 こっそりこっちに写真掲載。
2007/05/15 夢を見た

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2007/04/26(木) 蜂に学ぶ
あしながバチがふらふらと私の前を飛んでいく。
一瞬、刺されはしないか?とドキッとするが、こちらが何もしなければ、ハチも何もしない。
むしろ、ずうたいのデカイ邪魔なのがいるなあ〜と思っているかもしれない。

蜜蜂とあしながバチでは、あしながバチが勝つ。
しかし、蜜蜂の巣にあしながバチが入った時は、蜜蜂が集団で飛び付き、羽を振動させて、熱を出し
殺してしまう。
もちろん、飛びかかった蜜蜂も死んでしまう。

何故、あしながバチは一匹で乗り込むのだろう?
蜜蜂なんか相手にならないと思っているのだろう。


どんなものでも、追い詰められるとすごい力を発揮するものである。

私も、もう少し自分を追い詰めると力が出るのだろうか?

2007/04/25(水) 天井にいるものは?
バスに乗った時。
一歳ぐらいの子供と目が合った。
お母さんは前向きに座って、子供を後ろ向きに抱っこしているから、子供の顔だけが見える。
口は半開き。
目は、何かを探してきょろきょろしている。
急に天井の方を指差して、笑ったりする。
視力はまだ明暗を分けるぐらいのはずなのに、一体何がそこにあったのだろう?

ふっと、子供にだけ見える何かが、笑いかけているのかもしれない。

「アイツ今笑ったで。
俺の方が面白い顔やったんや。」
「いや。私の顔で笑ったんだ。」
と競争しているかもしれない。

2007/04/24(火) 柳の木
柳の木の下には幽霊がいる。
誰が言い出したのか、わからない。
最初は、ただの見まちがいだったかもしれない。
生きている人だったかもしれない。

おじさん、何で毎日この川を見つめてるの?
40代ぐらいの男性は、驚いた顔で振り返った。おじさんと言われた事に少し衝撃を受けたようだ。
私、孔美。
この川好きなんだ。
この柳の木も綺麗だよね。
葉っぱの風になびく様子とか。
私も毎日来ちゃう。
で、おじさんは何を見てるの?
人を見てるのだよ。
最近の人は、忙しく通り過ぎるだけで、私に話かけるのは、君ぐらいだ。もっと、ゆっくり時間を味わえばいいのにと思うよ。

次の日、川をコンクリートで固める工事とかで、大好きな柳の木は何処かへ移動された。
それ以来、あのおじさんにも会ってない。

2007/04/23(月) この道の先は?
高速道路を走り抜ける。
田んぼや二階建ての家が近き、遠ざかっていく。
道路は丁度三階ぐらいの高さで、車で走ると、まるで空に浮いているように感じる。
新しく出来た道路を通ると、カーナビのデータが古い場合、道路がなく、空中を進んでいく。
本当は、この道路、空へ続く発射台。

ほら、もうすぐ、屋根を越えてあの星までたどり着ける。

2007/04/22(日) 目撃談3
ある朝、顔を洗うために洗面所へむかったら、テーブルの上に飾った一輪の向日葵の花の上に、ちいさな女の子が座ってこちらを見ていた。
びっくりして近いみると、人形だとわかった。
また、娘の孔美がいたづらに置いたんだな。
とおもって、顔を洗って帰ってくると、人形は目をつぶっていた。
「おはよう」
起きてきた孔美にたずねる。
「このお人形は孔美ちゃんの?」
「えっ、どれ?」
振り返って向日葵を見ると、人形はどこにもなかった。
向日葵の花びらが一枚テーブルに散っていた。

2007/04/21(土) 目撃談2
「あ〜れ〜」
ちいさな声だったが、確かに私の耳には、聞こえた。
一枚の葉っぱが風を受けて、くるくる周りながら飛んでいく。
まだ、落ち葉には早すぎる青々とした色。
風によって、むりやり枝と引き離されたのだろう。
よい旅を。
そう思いながら、葉っぱを見送った。

2007/04/20(金) 目撃談
今日の不思議体験は、台所での事である。
水滴の塊が人の形になっているのを見つけた。
瞬間だった。
人形の手が伸びたかと、思うと排水口へと全身が流れていった。
急に移動したのである。きっと、水滴に混じって擬態した何かの生物だったのだろう。
あまりに水に似ているために、誰一人として気付かない。
いや、気付いた人がゲームの中でスライムと名付けたのかもしれない。
風呂やプールや海で、あるいは雨つぶの中にも、こっそり存在しているかも。

2007/04/19(木) 言葉遊び
「雲」も、
「蜘蛛」も、
「九藻」も 、
くも。

モクモク煙。
黙々勉強。
木目もくめ。

キリキリ削る。
霧切り走る。
桐切り香る。

ダンダン踊る。
段々上がる。
弾団浴びる。

シンシン積もる。
心身冷える。
進針刺さる。

・・・面白い。

2007/04/18(水) カエルを好きな孔美ちゃん
♪かえるの歌が 聞こえてくるよ ぐわっ ぐわっ ぐわっ ぐわっ げろ げろ げろ げろ ぐわっ ぐわっ ぐわっ♪

孔美ちゃん、歌詞かわってるよ。声ひくすぎるし。
この方がリアルでしょ?
孔美ちゃんてカエル好き?
うん好き。今日も、王冠かぶったカエルをみつけたの。
えー。嘘だー。
嘘じゃないよ。ほら。
ぎゃー!いきなりどこから出したの?
帽子の中。
ほんとだー。小さい王冠かぶってる。つまんでも取れないね。
うん。接着剤でくっついてるから。
・・・本当にカエル好きなの?
うん好き。いじめるのが。
・・・。

2007/04/17(火) エピローグ
疲れると癒されたくなるんです。

どうせ、同じ道を同じ時間かけて歩くなら、
周りに五感を向けて、楽しみながら過ごしたい。

と思う今日この頃です。

4月絵日記の続き


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