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2009/09/11(金)
クスコからプーノへ
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マチュピチュ遺跡を見学した後は、標高3400mのクスコの街に宿泊しました。
クスコには夜の8時頃の到着になりましたが、途中、山の中で臨時停車し、漆黒の闇の中で一面の星空を仰ぎました。南の地平線方向に「南十字星」を確認、天空には「天の川」(ミルキーウェイ)がクッキリと見えました。こんなハッキリとした天の川を見たのは、生まれて初めてかも知れません。
翌朝はベンツバスが迎えに来ていて、今日は約380km先のプーノの街まで移動です。プーノは、世界で汽船が航行出来る湖としては最高地にある「チチカカ湖」の湖畔にある街です。
移動途中はどこまで行っても砂漠の高地が続きましたが、クスコからプーノまでは、鉄道線路と並走します。途中の峠で休憩しましたが、高度を示すカンバンには4335mと書いてあります。くどいですが日本の富士山は、3776mですよ。因みに今夜泊まるプーノは、3850mです。
プーノへの移動途中、線路が並行しているので何回か踏切を渡りますが、ペルーに来て踏切を何度と無く渡りましたが、一度も警報機や遮断機は見たことが有りません。もちろんクルマは一旦停止なんかしません。 一応踏切の手前に例のバッテン標識があるので、この先は踏切が有るんだなと分かる程度です。
このクスコからプーノまでの路線には、一日一往復の豪華観光列車が走っているそうです。ツアーでもこの観光列車に乗る企画があるそうですが、何せ時間が掛かるのとお値段が高いので、滅多に企画されないようです。約380kmを12時間以上掛かるようです。
前述の峠で風景を写していたら、近くの線路を小さなガソリンカー?がいきなり通ったので慌てて写しました。工事用なのか人を乗せる為なのか分かりませんでしたが、観光列車以外にローカル列車があるのかも確認出来ませんでした。
画像は、途中のとある踏切を渡ったところですが、良く見て下さい。分かり難いですが、先ず手前のレールの上に何か乗っています。これは偶然小動物が線路を左から右に横切っている瞬間です。画像を拡大すると、鳥にも見えますし、ウサギにも見えます。 その先に鉄橋がありますが、手前の標識に○囲みで25と書いてあり、鉄橋の先には48と40と書いてあります。 恐らく、鉄橋を渡る制限速度が25km/hで、制限解除で48km/hと40km/hだと思いますが、何せスペイン語(だと思う)なので詳しい意味は分かりません。25km/hの標識の右には、四角い黄色のパネル、これは反対側にもありますが、「注意」の意味かなって思いました。 その先の線路上にも何かありますが、黒いのは人でレールの上の茶色いのが犬です。でその右(標識の下)には羊が十数頭群れなしています。これは、羊飼いが羊と犬を連れて線路を渡ったところみたいでした。こういった砂漠地帯を走行中に、いたる所で羊やリャマ(ラマ)、アルパカの放牧を見ました。
ここで、線路の幅(ゲージ)が気になりませんか?私がペルーに来て気になったのは、このゲージ(軌間幅)です。 数日前に乗車したマチュピチュの観光列車、クスコからマチュピチュまでの線路は、日本のJRなどと同じ狭軌(1067mm)だと思いましたが、このクスコからプーノまでの路線は明らかにそれよりも広く、日本の新幹線と同じ標準軌の1435mmに見えました。 残念ながらスケールを持ち合わせていなかったので計ることは出来ませんでしたが、クスコの街を移動中に、3線軌(3本レール)を見ました。その差は40cm位有ったと思います。
線路は画像の踏切の左右、見えている地平線の先何処までも続いています。このような景色は、一時間以上移動しても変化がありません。山岳砂漠地帯です。 手前の左などいたる所にある枯れ草みたいなものは、標高3750m以上に生える高山植物だそうです。
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