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2005/10/24(月)
バスタオル
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夜中の１時過ぎに家に帰る。
カブを玄関に入れる作業も慣れたもの。
そーいや、昔は手前の南京錠が空かずにヒヤッとしたこともあったなーと懐かしく思う。
もし最悪のケースで、俺が不法滞在やった場合、俺が罰せられるのは当然として、
ここの大家さんも何らかの処分を受けるんかな。
そのへんは俺の予測を超えた次元の話やからよくわからん。
でも、最悪の最悪のケースを考えたら、可能性としてはあり得る。
ごめん、大家さん。でも、俺もどーしようもないんです。
ひとシャワー浴びようとＴシャツを脱ぎ、洗濯籠へポイッ！
部屋のパイプイスに干してあったバスタオルを手に取り、バスルームへ向かう。
俺ん家のバスルームはユニットながらバスタブがついてる。
ユニットでバスタブがないってどゆこと？って思うかも知れんけど、
ベトナムではトイレがシャワールームと兼用になってて、
バスタブがついてないパターンも少なくないし、むしろ普通。
てか、バスタブなんかついてても使わんけど。
稲の家でもそやった。湯張って入ったのんてほんま数えるほど。
そんなことはどーでもいいとして。
とにかく、さっとシャンプーして体洗い終える。
バスタブをまたぎ、洗面台の横にかけてあるバスタオルをおもむろに手に取り、頭から拭く。
頭と顔を適当に拭いたら、次は上半身。
そん時に初めて異変に気づいた。
ん？胸元が黒い。
アレ？こんな胸毛濃かったっけ？
じゃなくて、泥か？
そんなバスタオル汚れてたっけ？
一瞬頭が混乱した。
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その後すぐに鳥肌が立った。
蟻。
は？なんでやねん？
凝視すると、肩から胸にかけて蟻だらけ。
ん？てことは頭も蟻だらけやな。
鏡を覗くと顔にも蟻が２、３匹。
慌ててバスタオルを投げ捨て、バスタブに飛び込み、
頭からシャワー最強で流しに流しまくった。
出てくる出てくる、小さく黒い粒。
ありえへん。
バスタオルにまで忍び込んでたなんて。
かなりヘコむ。
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