竜記
ベトナム徒然日記
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2005/05/31(火) ミサイル
今日はヒロさんの彼女の誕生日会。行くことにした。
適当なプレゼントを買って乗り込む。
1次会はベト人も割とおったけど、2次会以降日本人のおっさんらばっかになる。

1次会。お好み焼き屋。    
2次会。クラブ。
3次会。バー。
4次会。日本料理屋。
5次会。デタム通りの飲み屋。
夜の7時から始まって朝の4時まで。

3次会まではいたって普通。問題は4次会から。
酒に酔った彼らの繰り広げる会話は、絶対に俺が入って行けない話題へと移っていく。

「今、日本ではどの組の勢力があーだ、こーだ。」
「刑務所から出てからはめっちゃ勉強するのに苦労した。」
挙句の果てに、うなぎについて口論が始まる。
「おやっさんのうなぎにケチつける気か、こらぁ!」
非常に喧嘩っ早い人たち。勘弁してくれ。

4次会の途中に、下の階で飲んでた一人の日本人のおっさんが加わる。
このおっさんはそっち系ではない。
別に興味もないけど俺の隣に座るから、何のお仕事されてるんですか?って聞いたら、
「ベトナムに7年住んでて、いろんな店持って商売してて、でもやる気があるから今でも大学でベト語を勉強してて、ベト語はペラペラで、ベトナムの法律にも詳しく、だからこっちの日本人みんなが俺の事を尊敬してるんだ。」
って、自分で説明する痛い奴。
「へーすごいですねー。」しか、返事の仕様がない。

おまけに4次会の店から出る時に、そいつが俺に絡んできた。
〇×「キミ日本で3年間ベトナム語勉強したんでしょ?」
おれ「はい、一応。」
〇×「じゃあ、ミサイルって単語しってる?」そんな単語知ってるはずない。
おれ「あー、わかんないっす。」
〇×「なんだよー、3年も勉強したのにミサイルもわかんないのかよ。ダメだなー。」
おれ「てか、そんな単語必要ないでしょ?使いませんよ。」
〇×「何言ってんだよ。学生だろ?そのくらい知ってなきゃあ。ミサイルってのはten luaって言うんだよ。」
こいつほんまむかつくわ。

5次会へつづく。

ここ通学路です。

2005/05/30(月) 野田家
朝起きて一番にネットカフェに行く。
昨日のメモはまず渡されへんかったもんとして考えて、南のおっちゃんの携帯に電話することにした。
ベトナムの携帯から国際電話をかけたら、5分くらいで約700円が吹っ飛ぶ。
でも、ネット回線を使った電話なら約500円で172分分喋れる。
てかベトナムにおるのに、国際電話で携帯に電話するって変な気分。
無事電話がつながる。今、野田家は市場で買い物してるとのこと。
さっそく市場に向かう。市場のど真ん中で、野田家とご対面。
おっちゃんは変わった人。おばちゃんも変わった人。南誰に似たんですか?
とりあえず、会えて良かった。
そっから、2日間俺の学校がない時間、野田家のベトナム旅行に同行させてもらった。
買い物について行って、めっちゃ飯おごってもらった。ご馳走様です。
俺なんもしてないな。はは
タクシー乗って、あっちだこっちだゆーてただけ。
でも、観光案内とかって難しいよな。
住んでたらその街にあるモンとか興味なくなってくるし。
つくづくホーチミンて観光するとこ少ないなーって思った。
んで、いろんなモンに驚く野田家を見て、自分がベトナムに来た時のことを思い出した。
また気合入れてがんばろー。

しおー

2005/05/29(日)
が来た。こんな時期に?予想外。
しかも、今日俺がひさしぶりにメールをチェックしにネットカフェに行き、
その事を知った夕方頃には野田家はもうすでにベトナムに着いてた。
さて、どやって連絡取ろ。。。
しかも、今日は夕方から飲みに行く約束があって時間もない。
とりあえず、飲んだ。夜中の2時まで。
んで、そっから野田家の宿泊してるホテルに向かった。
自分の名前と携帯番号と一言を書いた紙をフロントに渡し、
「野田南に渡してください!」とだけ言って、家に帰った。
ちゃんとしたホテルとは言え、酔っ払ってる変な外国人が夜中に持ってきたぐちゃぐちゃの紙きれをちゃんと南に渡してくれるかどーかはかなり不安。

秤 図り 計り 測り 量り 諮り 謀り 

2005/05/28(土) 雨季
が来ようとしてる。
毎日同じくらいの時間帯に一時間程スコールが降る。
その時間帯が毎日ちょっとずつずれていって雨季に入って行くらしい。
今週は、1時過ぎになると雨が降り出すパターン。
その時間は俺の授業時間。
まあ建物の中で勉強してる間に雨が降ってくれるのはうれしいねんけど、イッコだけ問題がある。
それは、先生の声が聞こえへん、ってこと。
空の一体どこにそんな量の水があったんですか?
ってくらい大量の水が一気に落ちてくる音は半端じゃない。
教室も10人も座られへんほどの小さい部屋やのに、誰の声も聞こえへん。
みんな声張って喋ってる光景がおもろい。

市場の中から

2005/05/27(金) リキッド
知り合いの人に誘われてリキッドてクラブに行った。
クラブ?ディスコ?違いがようわからんけど、まーそんなトコ。
前にも1回行ったことあるけど、そんときはクソおもんなかった。
金持ちそうなベト人のおっさんと、それに群がる売春婦か、キャバ嬢みたいな奴しかおらんかった。
音楽はベトナムトランス?なんしかベト人はトランスが好きみたいであちこちでよく聞く。
今回はここで知り合いを紹介してくれるらしい。

店に入ると耳を劈くような爆音。
適当に奥に案内しようとする店員。
それを無視して、知り合いの知り合いを探す俺。
見つかりません。店員に「斎藤さんおる?」って聞いてみる。
無愛想な店員の態度は一変。どうぞこちらです。御二階へどうぞ。
階段を上がったそのフロアは貸切状態。
斎藤さんとやらの誕生日パーティー。え、誕生日やったんや?
全部で15人くらいおる。4人の日本人、2人のカンボジア人、一人の韓国人、あとはベト人。

ほとんど何も聞こえない挨拶もほどほどに、乾杯。
ヘネシー?俺にはその価値もわからん酒をみんなで一気。
グラスが空になると、ホストのできそこないみたいな店員がすぐに酒をつぎ足してくれる。
てか、斎藤さんは何者なんやろ?話してみるとこっちで着物の仕事をしてるとか。ベト人のかわいい彼女を連れてる。
ここで知り合ったのは、あと二人の日本人ヒロさん、フジイさん。韓国人のキムさん。ちょっと謎な人ら。
今度、ヒロさんのベト人彼女の誕生日があるからおいで、って誘われた。
行くべきか。

市場の風景

2005/05/26(木) 変な集まり
国際学生証を作る場所に友達に誘われて行った。
なんかの集まりがあるから、おいでやって。
何の集まり?まったくの謎。
その住所に行ってみると、割とちゃんとしたビルがある。
エレベーターで上に上がると、小奇麗なオフィスフロアがある。
そこの1室の扉を恐る恐る開いてみる。

中を覗くとベト人が10人ほど輪になって椅子に座ってる。
何をしてるんかはわからん。
とにかく、俺らも輪に加わる。
自己紹介をさせられる。
プリントを渡される。曲名は「We are the world」。
CDプレーヤーから曲が流れる。
とりあえず歌う。
歌い終わって、いつもこんな感じで活動してるから、と説明される。
来週は映画を見に行くけど、来れる?
まだわからん。と答える。
今回参加してくれたからって、映画のタダ券をくれる。ラッキー。
今日は、もう帰っていいよ。っていきなり言われる。
ほな、帰りますー、って感じで部屋から出る。

何の集まりなんか、結局最後までわからんかった。
んで、おもんなかった。
二度と行かん。

細路地

2005/05/25(水) ついてない日。の結末。
夕方になって目が覚める。
昼間からアホみたいにビール飲んで昼寝してなんか体が変な感じ。
3人とも小腹が空いたから、軽く飯食いに行く。
「バインカン」って麺料理。
うまい、安い。やっぱベト人はよう知ってるわ。
食い終わったとこで、解散。今日はおもろかったー。
帰り道は、またもやソン君と二人。
昼寝してる間に降ったスコールのせいで、道路は水浸し。
サイゴン川の橋の手前、ソン君の家の近くに差し掛かった時、キュルキュルキュルて鳴き出すカブ。
え、朝と同じ失速、まさか。。。
はい、そのまさか。バイクが停まったその場所は、深い深い水たまり。
久々に味わいました、靴の中まで水が入るあの感触。
またもや、蹴っても蹴ってもかからへんエンジン。
勘弁してくれよ。自分のバイクに苛立ちを感じる。
朝修理したとこやんけ。
今度はすぐに引き返してくるソン君。
近くに知り合いの修理屋があるらしい。

修理屋に持ってく。部品の交換が必要やと。
え、てかソコの部品朝に交換したとこやん!
長距離走ったかららしい。確かに焼け焦げてる部品。
俺のバイクは40分の距離も続けて走られへんのか。。。
修理代、7万ドン。
今日はついてないことが多い。
全部バイクのせいやねんけどな。

市場の路地で将棋大会

2005/05/24(火) ついてない日。の楽しい時間
ようやくトゥドゥック区に到着。
ソン君の友達は待ち合わせ場所にいない。
当たり前か。1時間弱も遅刻すりゃ誰だって帰る。
ソン君は携帯持ってないから、友達にも連絡できず。
その時、ポケットから紙切れを取り出すソン君。
友達んちの住所。
地道に探しましょう、家。
2、3回人に道を尋ねただけで、家に到着。
友達も家に居てくれた。
自己紹介と、事情説明を終え、目的のビールを飲みに行くことに。

昼間っからビール。よく見かけるけど、ベト人には普通なんかな。
バイクで走ること5分。ビアホイに着く。
ビアガーデンみたいなとこで、生ビールが飲める。
1杯、2000ドン(15円)。
ベトナムでは生ビールが微妙な位置におる気がする。
ビンビールが1ビン1万ドン前後。
ビンっつっても日本と違って小さいビンやけど。
生ビールの方が安い。
味もたぶんビンビールの方がうまい。
でもええねん。
ベトナムでジョッキに氷入れて飲んでたら、ビールの味なんかどうでも良くなる。
次々に出てくる、ビールによく合う食いもん。
ソン君は途中から顔真っ赤にしてギブアップ、ビールは飲まずに飯をひたすら食ってる。
そんなソン君をほっといて、俺らは生ビールを飲み続けた。
昼間っからかなり酔っ払って疲れ果てた3人は、ソン君の友達の家に帰って昼寝をした。

背オムの背中

2005/05/23(月) ついてない日。の続き
午前8時半。地味にジリジリ暑くなってくる時間。
でっかい道の真ん中で、うんともすんとも言わへん俺のバイク。
俺の前走ってたソン君、今はもはやその暑苦しい体のカケラも見えへん。
さて、どないしよ。前に歩くか、後ろに歩くか。
前。とりあえず、進んでた方向にバイクを押して歩く。
歩くこと20分。汗だく。排気ガスのせいで空気も最高にまずい。
でも頑張って歩いた甲斐あって、右手にバイク修理の看板を発見。
店自体怪しいけど、とりあえず修理するしかない。

どこが悪いの?店の人が聞く。
そんなん知るわけない。とにかく修理しておくれ。
修理開始から10分、携帯を持たないソン君が公衆電話から電話をくれる。
事情を説明する。引き返してくれるらしい。
間も無く、ソン君も到着。修理はまだ終わらず。
部品を2コも交換せなアカンとか。ほんまかいな。
でも、バイクのことはわからん。とりあえず、動くようにしてもらわな困る。
30分の修理の末、やっとエンジンがかかる。
修理代、16万ドン。高い。けど、部品の値段もわからん。

ソン「たつき、このバイクいくらで買ったん?」
おれ「20万ドン。」
ソン「なんでそんな安いん?」
おれ「日本人の友達が使ってないやつ譲ってもらったから。」
ソン「でも、そんなにしょっちゅう壊れてたら、新しいバイク買ったほうが安いよ。」
おれ「確かに。まー今日は運が悪いねんって。」

バイクも直ったとこで、再びトゥドゥック区へ向かう。

人民委員会

2005/05/22(日) ついてない日
今日は日曜日。ベト人とビール飲みに行く予定。
集合時間は午前8時。さすがベトナム人朝早い。
日曜の朝7時に日本から持って来た俺の携帯の目覚ましがなる瞬間、
今日の約束なんてどーでもいい気分になる。
なんで日曜日にこんな早起きせなアカンねんな。とか、思いつつもがんばって起きてシャワー浴びる。
8時ちょうど学校横の通りに到着。
まだ何も始まってないのに、それだけで何かしら達成感がある。
ベト人も時間ぴったりに到着。ベト人のくせにきっちりしてるやん?
て俺がゆーたら、そいつはバイクを走らせながら爆笑。
「携帯持ってないから、もし遅れたら連絡できません。」やと。
ベトナムでは携帯はふつーにある。でも、まだまだ日本のようには普及してない。
大学生でも半分くらいしか持ってないんちゃうかな?
あ、その友達の名前はソン君。俺の1コ上。
ちょっと日本人っぽい顔してるけど、体格は太ってて暑苦しい。
目的地はトゥドゥック区。サイゴン市内から、バイクで約40分。
そこにソン君の友達が住んでるんやと。
サイゴン川の橋の手前、”ここから先ヘルメット着用”の標識。
ちゃっかり俺の分のメットも持って来てくれてるソン君さすが。
橋を渡り切ると、道幅が広くなる。高速道路みたい。
左車線をめっちゃでかいトラックが飛ばしてる。
バイクは右車線。その中でも、スピードでーへん俺のカブは最右端。
4、50キロしか出てないのにすごい速い気がする。
市内で30キロ以上出せる場所ないからな。道狭いし、バイク多いし、すぐ信号ひっかかるし。
だから、こんなに長距離エンジンフル回転で走らせるのも初めて。
バイクも少なくはないけど、道が広い分運転もしやすいし快適。
これはちょっとしたドライブで気持ちいいわー。
その瞬間、俺のバイクが急に失速。おい、何やねん?
そして、エンジンも停まる。何回キックしてもエンジンかからん。
あ、ガソリンがなくなったんや?キャップを回して覗いて見ると、半分以上残ってるやん。
前を走ってたソン君は俺の失速に気づかず、はるか遠くのほうへ行ってもたし。
こんなでかい道のど真ん中で、さてどないしよ。

えっへん!

5月絵日記の続き


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