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2005/05/15(日)
”とある金曜日”の続き
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「タツキサン コンバンワ。ワタシ タツキサン アイタイデス イツヒマデスカ?」ローマ字日本語で。 最近、知らん番号の名も名乗らん奴から意味のわからんメールがよく来る。 俺のこと知ってるベト人なんか数知れてるから、だいたいどいつらか予想はついてんねんけど。
おれ 「ごめん、誰?」ベト語(以下俺のメール→ベト語) ○×「ワタシハ アナタヲ シッテイル。」(以下、カタカナ→ローマ字日本語) おれ 「誰?」 ○×「ワタシヲ ワスレタノ?」 てか、知ってたらおまえの名前登録してるし。 おれ 「誰かわかりません。」 ○×「ミナサン ワ “タツキ ワ トテモ ゴウマン デス”トイッテイマシタ。デスカラ ワタシ ハナシ ヲ シテミテ ショレ ワ ジジツ。 」
この頃、知らん番号からのメールが何回か来ててイライラが溜まってたってことと、その時ビール飲んでて酔ってたってこともあって、 いくら外国人が使う日本語とは言え、そのあまりになめたメールの内容にめっちゃムカついた。 即電話。意外とすぐつながる。 日本語で「おまえ誰やねん?なめてんのか?×××××××××××××××!」ってめっちゃ早口でまくし立てた。 ×の部分はあんまりきれいな言葉じゃないから書きません。 聞いてんか聞いてないんか知らんけど、相手はずっと無言。 多少すっきりしたとこで電話を切る。 たぶん相手は理解してないやろな、早いし関西弁やし。 どっちでもえーわこの際。
ビールの席に戻っていっしょに飲んでた日本人の奴にその話したら、 「そんなん無視しとけよ、相手にするなって。」ごもっとも。 でも、まだ続きがあるねん。 その直後。
○×「メールヲ ヘンジシテクダサイ。アナタト デンワデ ハナシタクナイデス。」 おー上等。てか、やっぱさっきの電話の意味わかってなかったのねー。 相手するなと言われても、そのまま無視すんのは負けみたいな気して嫌やった。 だから、相手が名も名乗らずに意味わからん日本語メール遊びのつもりで送ってくるなら、こっちも“ベト語でめっちゃ適当に返す作戦”に出ることにした。 あくまでもベト語で。 低レベルな話ですいません。でも、その時はなんか引きたくなかってん。
おれ 「とてもおもしろい!」 ○×「ナニガ オモシロイ デスカ?」 おれ 「おもしろすぎる!」 ○×「アシタ、ヒマ ニ ビール ヲ ノミマス カ?OK?」意味わからーん。 おれ 「何がOK?あなたの日本語理解できない」 ○×「ベト語上手ねー!私が誰か知りたい?」急にベト語に変わる。 おれ 「もう誰か知ってる」 ○×「誰?あなたは私を知ることはできない」 おれ 「でも知ってる」 ○×「じゃ、私は誰」 おれ 「そんなに知りたい?」 ○×「知りたい」
もちろん、そいつが誰かなんて俺は知らん。誰でもいいけど。 相手にベト語使わせたことと、「知りたい」って言わせた時点で一応の満足感を得る。 もうええわ、これ以上相手にせんとこ。
おれ 「あっそ。おやすみ」 で終了。 寝る前に、今までに来たメールで名を名乗らかった奴の番号を控えて、見るだけでうっとおしいそのメールを全部消去。 二度と相手にはしません。
サイゴン7区の釣堀
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