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2005/05/21(土)
帰宅
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12時過ぎに帰る。いつも通りカギは閉まってる。 何の問題もない。新しい家はカギを持たしてくれてる。 前みたいに遅く帰る度にピンポンを押して、お手伝いさんを起こす必要はない。 やっぱカギくらい持たしてくれな、不便でしゃーないよなー。 引越しして良かったーとか思いつつカブのエンジンを切り、スタンドを立てる。 家の入り口は厳重。南京錠のついた鉄の柵の奥に普通の扉がある。 慣れない手つきで南京錠を開けることに取り掛かる。 南京錠は柵の内側にかかってて、小さな隙間から手を入れ開けようとするがなかなか難しい。 ん、カギを間違えたんか?俺の持ってるカギは3つ。 柵のカギ、家のカギ、部屋のカギ。 全部を試したけど、鍵穴に入るのは1つだけ。間違ってない。 カギ穴にカギがピッタリ入るのに、なぜか回らない。 向きを変え、力を込め、何度も試みるが開かない。 南京錠と柵がぶつかる度に、ガチャンガチャンと音が立つ。 何か視線を感じ、ふと斜め向かいの家の2階に目をやると、 一人のおっさんが怪しそうに俺をじっと見ている。 ベトナム人からしたら、明らかに俺は不審者。 公安とか呼ばれたら、厄介やな。いや、むしろ家に入れるからそれはそれでいいか。 とか、いろいろ無駄な考えが頭を過ぎる。 気にせんとこーと思考をカギだけに集中させる。 真っ暗な中、格闘する事15分。 次第に俺の開け方が悪いわけではない、ってことを確信していく。 と同時に、友達んちに行く、って選択肢が濃厚になっていく。 諦めかけたそのとき、家主が家の中から登場。 慌てて出てきた家主が言った言葉は、 「今日、南京錠新しいのに換えたんだ。」 おもわず俺の口から出た言葉は、 「チョイオーイ!」勘弁してくれよ!みたいな意味。 換えるなら先にカギをくれよ。カギ渡してないなら、新しい南京錠は明日からにしろよ。 無駄に冷や汗かいたやんけ!
なに?
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