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2005/05/03(火)
線香話
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チョロンに行った時の事。
チョロンには中国人が多いってこともあってか寺もいっぱいある。 まー特に何かの信仰心があるわけでもないけど、とりあえず観光として行ってみた。 寺の前に到着すると、線香の束が売ってる。 店ってほどでもないけど、道端で椅子に座って売ってる人がおるねん。ひとつの寺の前に5人も。 まーそんなんには目もくれず寺へ入る。
中に入ってみると想像以上の静けさ、寺の中の空間全体を白くくもらせる程に焚かれた線香、その雰囲気と香りに感動。 数人のベト人が線香の束に火をつけて何やら祈ってる。 線香、長くて多いんよな。長さ40センチ、直径5センチ程の線香の束。 俺も買おかな。 寺の入り口に戻って、左から二番目のおばちゃんのとこに足を運ぶ。 「なんぼ?」 「一万ドン。」。。。はあ? ベトナムに来て1ヶ月しか経ってないとはいえ、線香1万ドンがあまりに高いことぐらいわかる。 「高過ぎ、値下げして。」 「一万ドン。」全然値下げする気のなさそーなおばちゃん。 そのいかにも観光客相手のやっつけ仕事的な態度にムカっときて、ここでは買うまいと決意。 交渉時間5秒。だって隣でもその隣でも線香売ってるし。 その場を離れようとした瞬間、ちょっと待てと言わんばかりにおばちゃんが発した単語は「五千ドン!」。 時すでに遅し。おばちゃんサヨナラ。
んで、すぐ隣のおばあちゃんのトコへ。 そのやりとりを聞いてたんか聞いてなかったんかは知らんけど、 初めから二千ドンで同じ線香束を売ってくれるおばあちゃん。 ありがとうがざいます。
中に戻って線香をあげて、その煙た心地いい空間で30分くらい座ってぼーっとしてた。
寺の天井一面に吊るされる線香。巨大。
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