竜記
ベトナム徒然日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2005年5月
前の月 次の月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新の絵日記ダイジェスト
2006/02/01 引き続き
2006/01/11 お知らせ
2005/12/25 写真
2005/12/24 スコールクリスマス
2005/12/23 写真

直接移動: 20062 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 月 

2005/05/21(土) 帰宅
12時過ぎに帰る。いつも通りカギは閉まってる。
何の問題もない。新しい家はカギを持たしてくれてる。
前みたいに遅く帰る度にピンポンを押して、お手伝いさんを起こす必要はない。
やっぱカギくらい持たしてくれな、不便でしゃーないよなー。
引越しして良かったーとか思いつつカブのエンジンを切り、スタンドを立てる。
家の入り口は厳重。南京錠のついた鉄の柵の奥に普通の扉がある。
慣れない手つきで南京錠を開けることに取り掛かる。
南京錠は柵の内側にかかってて、小さな隙間から手を入れ開けようとするがなかなか難しい。
ん、カギを間違えたんか?俺の持ってるカギは3つ。
柵のカギ、家のカギ、部屋のカギ。
全部を試したけど、鍵穴に入るのは1つだけ。間違ってない。
カギ穴にカギがピッタリ入るのに、なぜか回らない。
向きを変え、力を込め、何度も試みるが開かない。
南京錠と柵がぶつかる度に、ガチャンガチャンと音が立つ。
何か視線を感じ、ふと斜め向かいの家の2階に目をやると、
一人のおっさんが怪しそうに俺をじっと見ている。
ベトナム人からしたら、明らかに俺は不審者。
公安とか呼ばれたら、厄介やな。いや、むしろ家に入れるからそれはそれでいいか。
とか、いろいろ無駄な考えが頭を過ぎる。
気にせんとこーと思考をカギだけに集中させる。
真っ暗な中、格闘する事15分。
次第に俺の開け方が悪いわけではない、ってことを確信していく。
と同時に、友達んちに行く、って選択肢が濃厚になっていく。
諦めかけたそのとき、家主が家の中から登場。
慌てて出てきた家主が言った言葉は、
「今日、南京錠新しいのに換えたんだ。」
おもわず俺の口から出た言葉は、
「チョイオーイ!」勘弁してくれよ!みたいな意味。
換えるなら先にカギをくれよ。カギ渡してないなら、新しい南京錠は明日からにしろよ。
無駄に冷や汗かいたやんけ!

なに?

2005/05/20(金) 発音
ベトナム語は北部と南部で発音が違う。
でも、ちゃんと規則があるんよな。
南「ラリルレロ」→北「ザジズゼゾ」
南「ヤユヨ」→北「ザズゾ」
ほかにも細かい違いはいっぱいある。

南部でユンちゃんは北部でズンちゃん。ズンて。。。
ヤンさんは北部に行ったらザンさん。
マユカはマズカ。
ヤマダはザマダ。
ヨーコさんはゾーコさん。
ユッコさんはズッコさん。
バッコはバッコ。
ヨシヒコはゾシヒコ。
モリタクはモジタク。
ケンタロウはケンタゾウ。
リンナはジンナ。
マヤはマザ。



んなわけないやん。

ニャチャンの船

2005/05/19(木) 服装
ベトナムに来て俺が買った服は全部で3着。
服ってゆーか、テニス用にハーフパンツを3着買っただけ。
テニスをしてない今、寝巻きと化してる。
つまり日本で着てた服しか着てない。

ベトナム人の俺の服装に対する評価は非常に低い。
一人一人の意見を点数に換算して、平均を出したら40点くらいやと思われる。

「そのズボン変だと思います。」学生H
「これ何?」学生V 俺のベルトをつかみながら。
「私の大学に遊びに来る時は、もっときれいな服で来て下さいネ。」学生D
「夜遅いから気つけて帰りなさいネ。あ、でもその格好は貧しそうですから、たぶん泥棒も狙いません。ハハハ。」ダオさん
そんなにおかしいか?

唯一評判いいのが、白シャツ。
白シャツ着てる時だけは、「今日はかっこいいね。」「いつもより、まし。」とかゆわれる。
何がかっこよくて、何がダサいんか未だによくわからん。

チョロンの寺

2005/05/18(水) ロッテリアとハイランドコーヒー
ベトナムには「接客」って概念がない。俺の勝手な意見やけど。
いくら安い飯屋やからって、もうちょっとくらい愛想よくしろよ、
おまえの持つ”人とコミニュケーションをとる能力”のその10パーセントでもいいから発揮してくれ、って思うことは度々ある。

そんな中、サービスが徹底されてるのがロッテリアとハイランドコーヒー。
ロッテリアはお馴染みのファーストフードの店。
ベトナムにマクドナルドはない。なんでかは知らん。
でも、そのことを考える度にある映画の台詞を思い出す。
「なあ、知ってるか?世界中のマクドナルドのある国は、マクドができて以来米国を攻撃した事ないんだぜ?」
何の映画かは忘れた。何となく思い出すだけ。
とにかく、ベトナムにあるファーストフードはロッテリアとケンタッキーだけ。
ハイランドコーヒーは日本にはあるんかな?俺は見たことないけど。
日本のスタバみたいなとこ。

その2つの店はいつも全員が愛想いい。
全員が英語できる。
帰る時、ドアまで開けてくれる。「Thank you ,sir!」って。

ニャチャンへ行く途中のバス休憩所 お土産にドラゴンフルーツを!

2005/05/17(火) 悪い奴
ベトナム人のことどう思う?ってベト人によく聞かれる。
ベトナム来た頃は、何て答えるべきか?とか一瞬考えたりした。
今は「人による。いい人は多い。」て答える。
いろいろ説明すんのもめんどくさいから。
「〜人」を一言で言うのってめっちゃ難しいと思う。
実際いろんな奴がおるし。べつに日本人と変わらへんよーな気がする。
多くのベト人がよく俺に言うこと。「悪い奴もいっぱいおるから気つけろ!」

その悪い奴に出会った。
俺のカブの後ろタイヤがパンクした。
修理せねばと思い、重い後ろタイヤを引きずりながらヨロヨロ走ってた。
その様子を見て、道端から声をかける修理屋のおっさん。
ベトナムではバイクの修理屋は道端のアチコチにある。
どこでもいっしょやと思い、てか修理せんことには走行不可能やからそこで修理することにする。
タイヤの間に金具をはさみ、チューブを取り出すおっさん。
チューブには大きな穴。修復不可能。チューブごと交換。
横にいたセオムのおっさんにチューブを買ってくるように頼む修理屋。
すぐにチューブを買いにバイクを走らせるセオム。
その間、おれにしょーもない話ばっかしてくる修理屋のおっさんが言う事は、
ベトナムで女はできたか?マッサージはどうだ?今から紹介するぞ?めっちゃきれいな子がたくさんいるぞ?
ってな怪しげなお誘いばっかで、その会話の内容には何の意味もない。
そんなだるい会話を続ける事10分、ようやくチューブが到着。
チューブを取り替えて修理完了。
チューブ代、15万ドン。修理代2万ドン。
「ちょっと高くない?」って一瞬思ったけど相場も知らんし払うしかない。

次の日、今度は前タイヤがパンク。もはやネタやな。
今度はちょっとだけ顔見知りの修理屋に持っていく。
昨日と同じ感じでチューブを取り替えなアカンやと。
店の奥から新しいチューブを持ち出してくる兄ちゃん。
なんぼか聞いたら、3万ドンやと。高いものでも7万ドンらしい。
やられた!
しかも、その店は修理代も含めて3万ドンでやってくれた。
悪い奴もおれば、いい人もおる。

パンク修理代
 前タイヤ 3万ドン
 後タイヤ 17万ドン
−−−−−−−−−−−−
計     20万ドン

たぶん後タイヤは前タイヤの6倍がんばるはずやな。
そう信じてる。 

ニャチャンへ行く途中の眼

2005/05/16(月) 新居
とりあえずいい感じ。何の問題もない。
家賃が安いってトコにもちろん一番満足してるけど、その他にもお得な点がたくさん。
部屋の電気が3種類もある。
蛍光灯。
オレンジの光を灯すおしゃれな電灯。
日常生活でいつ使うのか?光の量を調節できる電灯。
無駄にでかい冷蔵庫。入ってるのは、水のみ。
クーラーはまじで快適。部屋から出たくなくなる。あんまりよくないな。
部屋にこもってたらベトナムにおる気がせーへん。
ちょっと気合を入れて、外へ出る。
何で日本人のくせに、そんなボロいカブ乗ってんの?ってベトナム人に疑問を抱かせるのに十分過ぎるバイクにまたがる。
熱風と肌が痛いほどの日光にさらされながら、
目に見えて排気ガスたっぷりの空気を吸って学校に向かう時、
あ、ここベトナムや、って思う。

ニャチャンへ行く途中のビーチ

2005/05/15(日) ”とある金曜日”の続き
「タツキサン コンバンワ。ワタシ タツキサン アイタイデス イツヒマデスカ?」ローマ字日本語で。
最近、知らん番号の名も名乗らん奴から意味のわからんメールがよく来る。
俺のこと知ってるベト人なんか数知れてるから、だいたいどいつらか予想はついてんねんけど。

おれ 「ごめん、誰?」ベト語(以下俺のメール→ベト語)
○×「ワタシハ アナタヲ シッテイル。」(以下、カタカナ→ローマ字日本語)
おれ 「誰?」
○×「ワタシヲ ワスレタノ?」 てか、知ってたらおまえの名前登録してるし。
おれ 「誰かわかりません。」
○×「ミナサン ワ “タツキ ワ トテモ ゴウマン デス”トイッテイマシタ。デスカラ ワタシ ハナシ ヲ シテミテ ショレ ワ ジジツ。 」

この頃、知らん番号からのメールが何回か来ててイライラが溜まってたってことと、その時ビール飲んでて酔ってたってこともあって、
いくら外国人が使う日本語とは言え、そのあまりになめたメールの内容にめっちゃムカついた。
即電話。意外とすぐつながる。
日本語で「おまえ誰やねん?なめてんのか?×××××××××××××××!」ってめっちゃ早口でまくし立てた。
×の部分はあんまりきれいな言葉じゃないから書きません。
聞いてんか聞いてないんか知らんけど、相手はずっと無言。
多少すっきりしたとこで電話を切る。
たぶん相手は理解してないやろな、早いし関西弁やし。
どっちでもえーわこの際。

ビールの席に戻っていっしょに飲んでた日本人の奴にその話したら、
「そんなん無視しとけよ、相手にするなって。」ごもっとも。
でも、まだ続きがあるねん。
その直後。

○×「メールヲ ヘンジシテクダサイ。アナタト デンワデ ハナシタクナイデス。」
おー上等。てか、やっぱさっきの電話の意味わかってなかったのねー。
相手するなと言われても、そのまま無視すんのは負けみたいな気して嫌やった。
だから、相手が名も名乗らずに意味わからん日本語メール遊びのつもりで送ってくるなら、こっちも“ベト語でめっちゃ適当に返す作戦”に出ることにした。
あくまでもベト語で。
低レベルな話ですいません。でも、その時はなんか引きたくなかってん。

おれ 「とてもおもしろい!」
○×「ナニガ オモシロイ デスカ?」
おれ 「おもしろすぎる!」
○×「アシタ、ヒマ ニ ビール ヲ ノミマス カ?OK?」意味わからーん。
おれ 「何がOK?あなたの日本語理解できない」
○×「ベト語上手ねー!私が誰か知りたい?」急にベト語に変わる。
おれ 「もう誰か知ってる」
○×「誰?あなたは私を知ることはできない」
おれ 「でも知ってる」
○×「じゃ、私は誰」
おれ 「そんなに知りたい?」
○×「知りたい」

もちろん、そいつが誰かなんて俺は知らん。誰でもいいけど。
相手にベト語使わせたことと、「知りたい」って言わせた時点で一応の満足感を得る。
もうええわ、これ以上相手にせんとこ。

おれ 「あっそ。おやすみ」
で終了。
寝る前に、今までに来たメールで名を名乗らかった奴の番号を控えて、見るだけでうっとおしいそのメールを全部消去。
二度と相手にはしません。

サイゴン7区の釣堀

2005/05/14(土) 引越完了
ベトナムでは決して早いとは言えない朝9時半に起床。
今日は引越。荷物は少ないとは言え、何の準備もしてない。
あー面倒臭いと思いつつ、パンかじりながらダラダラ準備を始める。
引越先はバイクで20分のとこ。
タクシーは使いません。
友達に手伝ってもらって全部バイクで運びました。
二人乗りして後ろでスーツケースまで抱えてもらって。
「俺らめっちゃベト人っぽい事してるな。」とか言いつつ、
途中スコールに打たれながらも、荷物を運ぶ事3往復。
無事引越終了。
前の家、短い間ですがお世話になりました。

ニャチャンの塩田 しょーもない写真。。。

2005/05/13(金) とある金曜日
今日は金曜日やけど、大学は大学院の試験があるらしくて休校。
朝はダオさんちにベト語勉強しに行って、昼に帰宅。

夕方、友達と待ち合わせでとある道路でバイク停めて上に座ってぼーっとしてたら、
一人の中学生くらいのベト人の女の子が話しかけてきてん。
開口一番「おかま?」って日本語で。
しょーもない日本語の単語だけ発してくるベト人は街にいっぱいおる。
「味の素」「ホンダ」「スズキ」「おしん」などなど。観光地ですから。でも日本人からしたら返答の仕様ないよな。
でも、「おかま」は初めてやな。
んで、「おかまちゃうでー。」ベト語で返事。
そっからそいつと30分間くらい会話した。
初対面同士でするいたって初歩的な会話やけど。
でも、その30分間これといって支障なく会話が続いたことが地味にうれしかったな。
会話を長続きさせるコツ。自分が喋り続けること。
自分のベト語を伝えるより、相手のベト語を聞き取るほうがはるかに難しい。
だから、理解できへんもしくは聞きとられへん質問される前に、自分の言いたいことを言い続けるようにしてる。
ちなみにそいつは俺とおない年やった。
基本的にベト人みんなめっちゃ幼く見える。
ほとんどが化粧をしてないせいか?

その後、友達とビール飲みに行って楽しくなってきた時、俺のケータイに一通のメールが来た。
つづく

ニャチャンのホーチミンパネル

2005/05/12(木) My Tham
ついに行って来た。”ミータム”のコンサート。発音は”マイ タム”じゃない。
ミータムはベトナムの浜崎あゆみって言われてる存在。
まーそう言ってんのは日本人だけなんやろけど、わかりやすい表現かも。
場所は家から、バイクで10分のライブ会場。
へーこんな家と学校の間に、大物歌手が来るんですか?って感じ。
日本のコンサートと比べたら、めっちゃちっさい会場。
なんかフジテレビが撮影に来てたらしいけど、どう日本に放送されるんかは知らん。
8時半開始やのに、なぜかミータムが登場するのは10時。
それまで、訳のわからんベト人歌手が次々にベト歌を歌う。
正直、非常につらい1時間半でした。
どうつらいかって?ベト語の演歌を聞いてるみたいでつらかったて意味。
それまでに、ベンタイン市場でビール5本くらい飲んでた俺はトイレばっか行ってた気がする。
ミータムの登場を待つ間、俺が飲んでたカクテルはロングアイランドアイスティー。
何が入ってるかと言うと、ウォッカ、ジン、ラム、テキーラ、レモン、ホワイトキュラソー、コーラ、シロップ。
危険な酒の組み合わせの割に、アイスティーの味がするってゆーステキなカクテル。
それをちびちび飲み、おもしろくない、眠たい、音うるさくて耳痛いと思いながら1時間半を過ごす。

でも、ミータムが登場した瞬間、一気に目が覚めた。
感動、の二文字。感動っていつも、自分が予想してた以上のことが起きた時に起こる感情。
しょーじき、何も期待してなかった。
だって、ベトナムの浜崎あゆみやで?
でも、実際は違った。
めーーーーーーーーーーーーーーーちゃかわいい。
かわいいってより、きれい?色っぽい?スタイルイイ。
んで、確実に浜崎あゆみより歌うまい。
それまでの1時間半の間に出て来たヤツと、オーラが違う。
常に俺の10メートル以内で歌ったり踊ったりしてるミータムに、1時間くぎ付けやった。
ほんまにかわいいねんで。

アレ、オレ、ベトナムナイズド、サレテル?

ニャチャンの大仏

5月絵日記の続き


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.