竜記
ベトナム徒然日記
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2005/08/21(日) 携帯電話
バイクにまたがる。発進する。
その瞬間、ポケットから何か落ちた気がする。
ポケットに手を突っ込み確認すると携帯がない。
あら?バイクを降りてあたりを見回す。
ない。どこいったんや?
ない訳がない。今落としたとこやから。
5分ほど探したあと、やっと見つかる。
なんと、バイクの車体とマフラーの間にすっぽり挟まってた。
しかも、なんでそうなったんか理解できへんけど、
フィットしすぎてて抜けへん。
友達にマフラーを引っ張ってもらって、思い切り携帯を引っこ抜いてようやく救出。
でも、その力ずくの作業のせいで画面が壊れた。
圧力かけ過ぎたゲームボーイの画面みたいに真っ黒なって、何も見られへん。
でも、かかってくる電話に出ることだけはできる。
受身専用の携帯になった。はは

壊れた携帯 上半分が真っ黒です。

2005/08/20(土) ミトーJ
ココナッツキャンディーを混ぜる俺。

2005/08/19(金) ミトーI
小船の少年

2005/08/18(木) 優勝の二文字
今みんな北海道におるねんな。
んで、今日ダブルスの優勝が決まってんな。
たけしさんの日記を読んだ。
去年の自分の記憶が再生される。鮮明に。自然に涙が出た。

去年おれは副部長って立場で夏合宿に参加した。
練習も毎日のように行ってたし、それだけにベストなコンディションで臨んだ夏合宿。
誰よりも優勝したいと思ってた。
試合もめっちゃ集中した。今までにないくらい。
1球1球もりたくと声をかけ合って、ポイントの取り方を確認し合った。
お互いのミスには触れず、次のポイントをどう取るかだけに集中できた。
ダブルスとして最高のプレイができてたはず。
「無二の一球」高校の頃、先輩がゆーてた言葉。
この一球は二度とない一球。だから集中して打て。
後悔するよーな打ち方はするな。
めっちゃそれを意識して、毎球全身全霊を込めて打った。
でも、結果は優勝を逃した。
勝利の女神は何を基準に優勝者を選ぶんやろ?
自分に何が足らんかったんかをめっちゃ考えた。
「優勝」の二文字に固執し過ぎたからか?
もっとテニスを楽しまんかったからか。
たぶん正しい答えはない。
でも、次優勝のかかった舞台に立ったときその経験が生きるねん。
「優勝」ってことの難しさを知った。
でも、優勝したかってんなー。まじで。
来年じゃなくて、再来年じゃなくて、今年(その時)優勝したかってん。
たけしさんの言葉を借りれば、ほんまに「胸にポッカリ穴が空いた。」。
ゲームが決まった瞬間、勝手に涙出てきた。
1年前の出来事やけどはっきり思い出せる。

あ、遅くなったけど高見・もりたくおめでとう!

2005/08/17(水) なぞの老人B
老人は70歳無職。65歳まで大阪でタクシードライバー。
65歳まで外国語を勉強したことなんてなかったし、興味もなかった。
65歳の定年を迎えるとともに持て余す時間を英語の勉強に費やすようになる。
その勉強方法は一風変わってる。人間の五感を全て使う。
老人曰く第六感も使うらしけど。
大量の単語は全て頭で覚えてるってのとはちょっと違う。
一度インプットしたデータを頭の奥から引き出すのに似た作業らしい。

んで、その方法とは、まずマクドナルドに行く。
マクドのトレーに敷かれてる広告用の紙を30枚ほど持ってくる。
色鉛筆をそろえる。
自分はできる!と暗示をかける。絶対に覚えられる!って。
広告紙の裏の白い面に、色鉛筆を使って大きくゆっくりその単語を描く。
「西瓜」なら西瓜の絵を。「悲しい」なら悲しいことを表現する絵を。
あくまで自分の中のイメージやからどんな絵でもいいらしい。
絵を描きながら、頭の中でゆっくりイメージする。
その輪郭から、色、全体像を描いた絵をじっくり目に焼き付けて、頭の中にも描く。
と同時に、その単語を声に出して発音する。ゆっくり大きな声で。
日本語とその外国語を交互に。
最後にその紙を食べる。ほんまかいな。
集中してイメージできてたら実際にその果物の香りとか味がするんやと。

そーゆー風にして頭に焼き付けたイメージとしての単語は忘れへん。
忘れへんってゆーより、集中して思い出そうとしたらパッとでてくるねんて。
ネットが接続途中の画面から急につながって、パッときれいに表示される感じに似てるとか。
念を込めてたんは単に集中し易いからで、集中できるならどんな方法でもいい。

この老人すごいのはこの能力だけじゃない。
その説明をしたあとで、俺の前でいくつかの外国語を実際に喋った。
英語、イタ語、韓国語、スペイン語、ドイツ語。
そんときはまじでびびった。

でも、単語を覚えた(思い出せる)からって喋れるわけちゃうから、
その点を質問してみたら、中学校高校レベルの虎の巻系の参考書を買ってきて、
声に出して何百回って読んで、会話のフレーズごと覚えたんやと。

世の中いろんなすごい人がおるねんなーと思った。

定年退職してから、いきなり外国語を勉強するとか言い出して、
マクドナルドの紙の裏に絵描いて、
家の中ででっかい声で単語を読み始めた彼は、
頭がおかしくなったと思われて、家から追い出されたらしい。

今は宝石鑑定の資格を取りタイの鉱山に石の鑑定しに行くらしく、
その途中で旅行でベトナムに寄ったみたい。
宝石ならポケットに入れて持ち帰れるし、その価値は莫大ですから、って言うなぞの老人。
成功を祈ってます!

2005/08/16(火) なぞの老人A
この謎のゲームを早く終わらせたいって感情から、
どういう仕掛けがあるんかっていう探究心がだんだん沸いてくる。
おじいちゃんペースでゲームは続行。
次に俺らが選んだ単語は「ボートレース」。
前の2単語の時と同様に、念をこめ最後に気合を入れる儀式がなされる。
そしておじいちゃんの口が動く。
「競艇?かな?」
思わず目を合わす俺とKhoa君。
「ささ、良かったらもう一回!」
一体どーなってんねん?
「ほんまに単語全部覚えてはるんですか?」思わず聞く。
「んー、全部って訳ではないけど。
 野球の打率と同じでやればやるほど正解率は下がるけどね。」
ちょっと変な能力でもあるんか、この人は。

さらに俺らは新しい単語を一個選んでカードで隠し、
おじいちゃんに辞書を渡す。
今までとまったく同じ一連の作業の後、答えを言う彼。
「遺体安置所。」
そろそろ間違えるやろ、ってゆー希望的観測を描いてた俺の頭の斜め上を通過したおじいちゃんの解答。
すげー。そんな単語ふつう覚えてへんやろ。
「ささ、も一回!」
「いや、もういいですよ。充分です。」
「どやって全部覚えたんですか?」
「いや、実はね。。。」
老人の種証しが始まる。
つづく

荷物の運送 メコン川

2005/08/15(月) なぞの老人@
デタムの店でKhoa君と座ってたら俺の横の日本人のおじいちゃんが声をかけてくる。
1メートルくらい積み上げられてひもでくくられた英語の本を重そうに抱えて売り歩いてる女の子を指差して、
「あれは何ですかね?」
「本を売ってるんだと思いますよ。」
「そうですか。重たそうですね。私にはきっと持てないですよ。」
「はあ。。」何か用ですか?と聞きたいところやけど、
何か用があってもこっちとしては困るし、友達と飲んでる時にただの暇つぶし会話に付き合いたくもない。
そんな風に俺がこの会話の行方を心配し始めた時、彼はそれまで自分が読んでいた本を俺の目の前にパッと開く。
タイ語の辞書。白髪で、老人のイメージにピッタリとゆうか小さいレンズの眼鏡を鼻の下の方にかけて、
半分上目遣いでレンズを通さずに俺の顔を覗き込み、唐突に何か説明を始めるちょっと小太りのおじいちゃん。
「あなた達が好きな単語1つ選んで、
 このカードで日本語の意味の部分を隠してタイ語だけが見えるようにしてください。
 もし私がはずしたり、意味を答えれなかったらあなた達のビール代全部おごるよ。
 あなた方に損はないし、どうかな?ただし1回だけですよ。」
明らか怪しい。
でも俺らに損はないわけやし、もし何かごちゃごちゃゆーてきても、
んなこた知ったこっちゃないで通せば済むし、
やりたい訳ではないけど、無視するのもかわいそうやし、
って感じの言わば好奇心と疑いとボランティア精神みたいな感情でやることにした。
そのカードってのはほんまにそのページの一単語だけが見えて、他は全部隠れるようになってるから、
上下のタイ語を見て意味を推測することは不可能で、
ほんまにその単語だけが手がかりって状況やった。
いくら単語をたくさん覚えたからって、
小さい文字で書かれた薄い辞書用の紙が厚さ10センチほどもある一冊の辞書を網羅するのはほぼ不可能。
まーこのゲーム自体は1回切りやし、訳のわからんじいちゃんの提案やし、
俺はちゃっちゃと単語を選んで済ませようと考えてた。
俺は「西瓜」を選び、Khoa君とそのことを確認しタイ語だけが見える状態でおじいちゃんに辞書を返した。
彼は眼鏡をはずし、ちょっと見にくそうに顔から適当に距離を作って本を持った。
一連のその動作は「うさんくさい」そのもので、
そこまで自信があるなら「西瓜」ぐらい一目見ただけで答えろよ、とか思いつつも黙って見守った。
ちょっと念力を入れるなどとおっしゃった彼は、
「はんにゃはらみーたー。。。。。。」とお経のようなものを5秒間唱え、
最後に「えぇーいっ!!!」を気合を入れた。
「これは西瓜かな?」はい、おつかれさんです!
とは言わずに、「正解、すごいですね。」と言ったものの、
同じことをベト語でやっても、誰だって「西瓜」くらい念力なしで答えれる訳で、何らすごいことはない。
そのパフォーマンスは迫力あんねんけど。
「も、一回どうですか?ぜひもう一度。」と言うもんやから、
今度はKhoa君が俺の手から辞書を取り上げ、自分が選ぶって仕草を見せた。
Khoa君が選んだ単語は「悲しい」。
さっきと同じようにして辞書を返すと、「これはさっきより難しい。」とか言って、同じように念を使うおじいちゃん。
「えぇーい!」と言う気合とともに、答えを口にする。
「悲しい。ですか?」「そうです。お見事ですね。」
「今回のは難しかったなぁー。なんせ形がないモノですからな。ささ、も一回どうですか?」
つづく


メコン川流域の島 上陸したでーーーーー

2005/08/14(日) ミトーH
メコン川クルーズ。

2005/08/13(土) ミトーG
スコール。

2005/08/12(金) ミトーE
カラフル!

8月絵日記の続き


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