是日々酔いどれ帳
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2005/03/10(木) 60年ですってよ
今年は終戦から60年目だそうですよ。
ファミレスでバイトしてると BS見る機会があるのですが、
終戦を振り返る、見たいな番組があるようで。
ああいう映像見るの、嫌いじゃないのですけれど、
それにくっついてくるテロップだの、ナレーションだのは胡散臭くてねぇ。
製作者側の主張や、視聴者に対する意図が押し付けがましくて嫌なのね。
映画だとかドラマだとさ、もう製作者に乗せられるのが前提でしょ?

でも、ドキュメンタリーだのノンフィクションの顔してるからねぇ。ああいうの。あくまでも事実を客観的に映してるポーズがね、嫌。
まるで被害者ヅラしてるのも気に食わないしね。

いろんな戦争ってあるけど、国単位の戦争って、国がするものよ?国民がするものよ?
なのに、60年前の戦争って、まるで国民を被害者みたいに扱ってる。
アメリカだの、連合国軍が加害者ってのなら通じるけども、違うよね。
国が加害者で、一般民衆が可愛そうな被害者みたいに。
すごく屈折してるってか、理屈に合わないってかねぇ。どうもおかしい。

それと、不思議なのが戦争って確かに悲惨なこともあるよ?
苦しいこともあるよ?
でもね、同時に戦時にしか生まれないような輝かしい部分もあるわけでそ?
常識的に歴史ってのを見れば。
大活躍した参謀や、陸軍航空部隊のエースやら、
一兵士の逸話やら、探せばいくらだってありそうなもんだ。
なのに、どうも陰気くさいったら。
なんにでも表と裏があるんだよ。栄光もあり、悲劇もあり。そういうもんでそ?
なのに悲惨だ、悲惨だって。そればっかなのね。どうかとおもうよ(笑

男の子なんて、戦国時代とか、明治維新とかあのあたりの歴史好きだったりするでしょ?
織田信長なんて、カッコいいしさ。最近は新撰組も取り上げられてるしさ。

戦国武将の戦いにかっこよさを感じるわけで。知略や、勇敢さにあこがれるんだよねぇ。
明治維新の頃の有名人達なんて、暗殺集団だとか、人斬り当たり前の連中がたくさんいる。
彼らに胸躍る何かを感じるわけでしょう?

なのになんで近世の、60年前の戦争や日露戦争にそういうのを感じないのでしょうねぇ?
日本陸軍かっこいい〜とか、海軍参謀ってすごいよね〜とか。
そういう声が(一部のマニアを除き)聞こえてくることが滅多にないって異常だと思うんだけど。
歪んでるよねぇ?
男の子がね、兵隊さんにあこがれて何が悪いんだろう?
女の子が兵隊さんのお嫁さんになりたいと言って何が悪いんだろう?

そういう空気があるんだろうね。当然湧き上がっておかしくない思いを抑圧する空気が。
本能寺で散々寺院や僧兵達を焼いて、殺した信長にあこがれる癖にね(笑
それはアリなんだからねぇ。
みんながみんな被害者ヅラしてね、何でも国や軍部のせいにしてね、責任のがれしてんだから。
それは60年前の大人達のずるさなんだよな。彼らが自分の良心を捻じ曲げたんだわ。逃避ってやつね。
良心を犠牲にして責任逃れしたつけが現代まで残ってる。

うちの死んだおばぁちゃんなんて、昭和11年生まれで、戦争に勝ってる時期なんて知らないで、終戦から敗戦にかけての一番泥沼の時代しか戦争を知らない人だったけどさ、楽しそうに子供時代の話をしたもんだよ。


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