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2005/06/19(日)
JR福知山線運転再開
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18日の毎日新聞の記事によると「19日の運転再開についての質問もあり、遺族からは「了解していない」と反対する声もあがったという。」
うーむ・・・この手の報道があるたび首をかしげていたんだが、 福知山線の運転再開に、なぜに遺族が了解するとかしないとか関係あるの?遺族の人たちはどういう権理があって運転を了解するとかしないとか言ってるわけ?
こういう発言してる被害者やら遺族は、自分たちの補償問題と公共の利益をごちゃごちゃにして、ただ「被害者」ってだけの立場を妙ちきりんな権力者に仕立て上げてる気がする。
産経新聞より「JR西日本によると、事故後、五十五日間で計二万千二百一本が運休。約五百四十二万七千人に影響が出た。また、JRに寄せられた問い合わせの電話件数は約七万五千件にのぼ」るそうな。
これが現実。福知山線が止まっていた期間、どれだけの人が不自由な思いをしていたか。 それを配慮するのが公共の精神ってもんでしょう? 事故の被害者である、ってのはあくまで「私的」なこと。 公共の精神を喪い、私的な主張を繰り返す人間ってのは醜い。
被害者には被害者なりの謙虚さが必要だと思う。 拉致被害者の家族はその点、(横田さん御夫婦筆頭に)どんなにマスコミが騒ごうが、被害者意識に酔うことなく理性的に活動していてエライもんだ。
「我々は加害者側の相応の対応と適正な補償を求めますが、一方では福知山線が運転をしていないことで、多くの皆さんが不自由な思いをなさっています。一刻も早く安全対策を見直し、開通するよう努力してください」 被害者の方々はこういう態度をとるべきだと思うがいかがでしょうか?
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