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2005/11/10(木)
エコライフの功罪
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オイラは貧乏性というかケチというか、結構重症な『もったいない病』でして・・・ずっと「自分が絵を描くのに綺麗な紙を使うなんて紙がもったいない!!!!」と思ってました。 Web用の絵を描くのは裏紙(スキャンして裏映りに気付いて後悔する事が多々あるのですが…)、ネームも1〜2稿は裏紙、自分用のプリントアウトも裏紙、さすがに投稿用には市販の原稿用紙を使ってはいましたが、短い頁数でまとめられた時は快感を覚えたり…。 個人誌も考えたりもするのですが、エチシーンのヌルいオリジナルなんて売れないだろう、かといって発行部数が少な過ぎれば単価が高すぎて誰も買わないだろう…という事からけっきょく「作っても紙が無駄になる!もったいない!」という結論に行きついてしまい、なかなか手がでませんでした。
でも、紙がもったいないと思うからこそ、ちゃんとした紙を使った方が緊張感が出て上達するのかもしれない…と最近ちょっと思うようになりました。 同人誌や個人誌も、対価が発生するからこそ描く側だって緊張感が出るわけだし、それによって上達するんだろうなと。
自分で言うのもなんですが・・・Webとか無料のものってやっぱりどっか無意識のうちに「この程度でいいや」っていう妥協を・・・・・・ 自分でもずっと気付いてなかったのですが、オイラはしちゃってたみたいでした。 前に或る人に指摘されたときはホント全然ピンと来てなくて・・・。今更ながら「先人は…やっぱり違うな」と思った次第です。「緊張感がないと上達しない」と言われたのですが、そういう事なのかなぁ…と、このところなんとなく感覚として理解し始めてきてます。
オイラが緊張感を感じるのは「ものをムダに・犠牲にしてしまう事」「対価が発生する事」。特に、ものをムダにする事に対して罪悪感を感じてしまうところがあるのですが(いつの時代の人間だよ!!って感じなのですが)・・・。綺麗な紙と森林に感謝しつつ大事に描いてゆきたいなと思います。
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