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2013/07/28(日)
迷いや苦しみも成長のスパイス
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私は先日「猫の恩返し」を見ました。あらすじを少し紹介しておくと、主人公のハルはちょっとおっちょこちょいの女子高生で、何となく日常を過ごしていました。ある日、トラックにひかれそうな猫をすんでのところで助けお礼に猫の国に招待され、王子の嫁として迎えられます。迷い込んだ先で、「猫の国もいいかも…」と現実逃避をするハルは、少しずつ猫へと変わってしまいます。夜明けまでに猫の国を脱出しなければ、ハルは本当に猫になってしまいます。 私がこの映画で好きな場面は、猫王たちの罠から逃れ、ハルが自分の世界へ戻ろうとするところです。次のせりふが圧巻なのですが、当初ハルは数々のトラブルから「猫なんて助けなければ良かった」と後悔していましたが、彼女は自身の姿勢をそのまま認めます。 「私間違ってなんかなかった。猫を助けたことも、迷って苦しんだことも。みんな大切な自分の時間だったんだ」 ハルの複雑な思いが積極的に変化していくことが見られるようになります。
さて、話はガラッと変わって陸上競技について語ります。 競技をする上で、誰もが記録を伸ばしたいと思うのは当然だと思います。しかし、自分でもビックリするくらいに、順風満帆にはいきません。そんなとき、私はいつも自分の気持ちが弱かったと考えます。自分の気持ちが弱かったから、この目標を叶えることができなかったと思います。それでも、自分の可能性を信じて、どこまで練習や生活を送ることができるか。 まあ、私が「猫の恩返し」を引っ張ってきて何を一番伝えたいかというと、自分と向き合う大切さです。逃げたくなるような現実の中であっても、自分を見失わず自分の内側に問いかけ続けてほしいです。私は人が成長するのはいつも孤独に自分について考えている時だと思います。陸上をやってて、ほとんどが苦しいことだけど、記録が伸びた時の喜びってものをみんな知ってるから、競技を止めずに大学まで来て毎日練習に取り組んでいるんだと思います。だったら残りの大学生活、自分の納得のいくように迷いや苦しみも全部ひっくるめて、本気で陸上とぶつかってほしいです。
以上、普段パッとしない表情の秀平の深イイ話でした。次回の松本は、かなり熱のこもったものを投稿してくれると思います。お楽しみに!
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