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2020/01/30(木)
有難うございます。
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石本くんの陸上競技にのめり込む姿勢に、深く感動を覚えました、岡大地です。
私は四年間の大学生活の中で、本当に多くのことを考え・感じ・自分なりに試行錯誤してきたつもりです。 陸上競技では怪我に次ぐ怪我を繰り返し、人生で初めて、積極的に練習をしないという期間を経験しました。今までは陸上競技の中にどっぷりと浸かっていたために、遠くから陸上競技を見つめることもなく、引いては自分自身のことを見つめることもなかったように思います。私の経歴などは誰も興味がないでしょうから、これは学生のうちにしておいて良かったよと思うことを後輩に向けて書きます。 先ほど陸上競技から距離を置いたことは記載しましたが、できた空白の時間に行うようになったことは「旅」と「読書」です。長々と話すことは嫌いですし、長々と話されることも嫌いなので短くするために「読書」のことだけ話します。 「読書」が嫌いな人は多いのではないでしょうか。大学生になりたての頃は私も読書が大嫌いで、読み始めて数行で眠気が到来する有様でした。まあ、いろいろな出来事が重なったので、毎日読書をするという自分ルールを決めて毎日読んでいましたが、ふと気がつくと本を読むことが好きになっていました。そこで1つの結論に達しました。それは、「本を読んだら自分が変わる」ということです。これに関しては説明しても伝わらないと思いますが、本当に変わります。少し言葉は汚いですが、「マジで本は読んだ方がええぞ!」と、どの後輩にもそれだけは伝えたいと思ったのでここに書きました。いかに自分が狭い世界で生活をしているのか、いかに自分の思考が浅はかなものかといったことを思い知らされます。 少し「旅」とも重なりますが、比較的自由が保証されている学生のうちに、外の世界・知らない人・未知の思考に触れてください。陸上競技一本で学生生活を送ることも美しいのかもしれませんが、ぜひとも多くの人に出会い、知らなかったことを学び、日々の生活を彩豊かなものにしてください。 怪我や競技結果が原因となり、陸上競技で悩んでいる人がもしいるのであれば、安心してください。陸上競技はあなたの人生を豊かにしてくれる数多くの要素の1つでしかありません。そんなに気負わず、少し休んでみてください。そして、私は陸上が好きだからやってるんだということを思い出して、楽しくケツ割れしましょう!酸素欠乏最高!と叫びましょう。ホイジンガの著書「ホモルーデンス」にも書いていますが、大体のことは「遊び」なのです。崇高な遊びとして、真剣に走って跳んで投げていきましょう。 さて、シナプスの可塑性により電気信号がスムーズに行き渡ることで、今までにできなかった動きができるようになることはご存知だと思います。その為、競技力を向上させるためにはある程度の反復動作は必要です。このことは日々の練習で体感している為に気付きにくいことですが、とても重要なことです。大学生なので多くのことで悩み・考えることがあると思います。そんな時に自分のまわりの環境に不平不満を言うのではなく、環境の前に自分を変えることを意識してみてください。一回ではいけません、そのクセをつけてください。反復です。自分を変えることを繰り返していると、いつの間にか以前の自分とは違うものの見方ができるようになるはずです。おそらく、それが成長ではないでしょうか。 脳の可塑性、自分の可塑性を信じて、日々を送ってください。You can do it !! です。 関西大学陸上競技部にいるから充実するわけではなく、自分で充実させにいくことが大切だと気づきました。競技に関しては良いも悪いも経験した陸上競技ですが、最後にこう思えただけでも、部に所属した価値があったのではないかと思います。 皆さんの活躍をこれからも期待しています。また、部の活動がスムーズに行くように支えてくださっている多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。 最後になりましたが、跳躍パートの数少ない優しい優しい同期、ほんまにおもろくて陸上大好きな後輩、本当に今までありがとうね。 次は宮田くんです。
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