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2011/10/04(火)
591 同じプレートなので
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「同じプレートなので」。自分の国も地震国だと話したオセアニアの島国からの留学生に、“同士”の親しみがわいた。
赤道以南の島国出身。褐色の肌に笑顔が優しい。 すこぶる日本語がお上手。
先週の月曜夜、知り合いの社長さんと3人で、 焼鳥屋で楽しく杯を交わした。
「勉強だけの奴は、ライブラリーに行けばいい」。彼は日本のライフスタイルをこよなく愛している。格段に生活レベルの低い母国が目指すところ、との意識もあってのこと。誘われるまま、楽しいお酒になるのだ。
そして母国を発展させようとする気負い…… 少し時代がかっているとは思うが、明治維新に海外に渡った留学生もこうだったのか、などと思ったりした。そんな歴史の一こまに紛れ込んだと思うのは大袈裟か。
帰国すればしかるべき地位が約束されている。そして近年、 地下資源が注目され、各国が争奪戦にしのぎを削っている。
鉱山学部というオンリーワンの伝統をもつ学部で学んだ彼が大きく羽ばたくことや、知人の社長をはじめ、彼が秋田で交わった人たちが種となり、大きな交流やビジネスの大輪になることを願いながら…… 飲むほどに、歌うほどに……
遥か南方の、満天の大きな星々を空想しつつ……
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