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2011/11/03(木)
621 イワシ雲
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アップした写真もそうですが、中距離の被写体を撮影する際に、 空のスペースを広くしていることにお気づきでしょうか。
例えば、昨朝の例でいえば、被写体はあくまで色づいたケヤキ並木。 並木は、視線を誘導する効果があるのだそうだ。一直線のこの道では、並木が狭まって行く先の究極の1点にまで視線は誘導される。
誘導された先にあるのは…… 一瞬、夢を見ているような気分にさせられる日もあります。 現実は、ただの幾何学模様の鉄骨橋があるだけですが……
信号で停車中。両側にケヤキが迫る手前ですが、そこまで進むと造幣局の桜の通り抜けならぬ、紅葉の通り抜けのような気分に浸れます。田沢湖の広葉樹が迫る周回道路に迷い込んだような……
今回のように、何気なく空のスペースを広く撮って、 びっくりしたのが空の変化です。
自信はないが、イワシ雲でしょうか。晩秋の気配が色濃くなっている。 意図しなかった秋尽くしに、びっくりしています。
初夏のケヤキのみずみずしい透明感のある緑が青空に映える姿は、生命感にあふれ、毎年楽しみな光景です。
色づいたケヤキにイワシ雲。 秋の深まりとともに、心待ちにする光景になりそうです。
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