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2011/12/07(水)
655 濡れ落ち葉
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5日、午前9時9分の会社前。花鉢が無い。日曜日に撤去された。
「12月に入ったので、花鉢でもないだろう」。私たちも、思っていた。 色落ちしたものの、黄色、紫の花がドライフラワー状態で彩りを 保ち続けている。それも惜しい。
担当の食堂のおかみさんは「元気だもの」 撤去のタイミングを日延べしていたらしい。
「そろそろ潮時」。皆さん納得の撤去でした。 半年もの間、楽しませてくれてありがとう。酷暑のただ中に植え替えに汗を流していたおかみさんには、本当に感謝です。
それに変わって主役に躍り出たのは枯れ葉。 カラカラ舞っているうちはいいのだが、雨に打たれると最悪。
会社とは違う異次元の世界に放り出されて、奥さんにくっついてばかりいる社交能力皆無の定年オジサンを“濡れ落ち葉”というが、それを掃除していて実感できる季節でもある。
アスファルトにペッタリ張り付いたモミジの葉っぱの手強いこと。 思いっきり手を広げてしがみついているように見えなくもない。
でも、一時のようには聞かなくなったような気もする。 今まさに団塊世代が落ち葉の季節。その世代はいつでも競争にさらされている世代でもある。“濡れ落ち葉”ではいられないのだ……
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