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2011/03/23(水)
395 オヤジ
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地震、かみなり、火事、オヤジ。 あらがえないものの代表格だ。中でも特異なのは“オヤジ”。
父親の権威の喪失とともに、他の三つと並び称されるのも はばかられるような長期低落傾向なのだが……
“オヤジ”の復権ですね。 「○○は絶対許さん!! 」。 帰宅難民を締め出したことに怒った石原都知事の発言に快哉を送ったラジオのコメンテーターは、亀井代表を主要なポストに据えれば、獅子奮迅、快刀乱麻の活躍をするだろう、と残念がっていた。
二人に“オヤジ”を重ねていた。 あらがえないということの裏返しには、 この人物に任せれば安心という気持がある。
決死の消火活動を行ったハイパーレスキュー隊員を前に、感涙し言葉を失った知事。「この人の下だからやれた」と前を向く隊員。 時として“オヤジ”には涙も似合うのだ。
困った“オヤジ”もいないわけではない。 25日開幕に意地を張り、一転譲る姿勢を見せたと思ったら、しぶしぶ4日ほど遅らせた程度でお茶を濁そうとする。退場願いたいですね。
有事のときだからこそ力量を発揮し、力技でぐいぐい引っ張っていく。 政府の中枢に そんな“オヤジ”の顔がないのが歯がゆい。
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