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2011/04/27(水)
430 休眠打破
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暖冬だった何年か前、桜の開花時期をめぐり休眠打破なる 4文字熟語が幅を利かせたことがあった。みんないっぱしの “樹木医”のように、あーだこーだ言っていた。
暖冬だと何が何でも桜の開花が早まる訳ではなく、1〜2月の寒い時期に休眠打破が起こらないと、むしろ開花が遅れる地方もある。
そんな趣旨だったと思うが、今年は話題にすらのぼらない。 順調に休眠打破が行われ“番狂わせ”がないということだろう。
“開花宣言”のお墨付きは、お役所が勝手に決めた“指標木”の 花数によることは、TVでお馴染だ。でも、それはそれ。 一般の感じ方とはずれがあるような気がしてならない。
私の通勤途中には桜の名所がいくつかある。刑務所前の古木が伐採されて更新された桜、上下水道局の桜、あるお宅の桜、旧NHKの桜などいろいろ。今現在、つぼみが固かったり、幹が細いにもかかわらず薄ピンクの桜が5分咲きだったり、さまざまな表情を見せている。
一般に有名な桜もあるし、個人的な好みの1本桜もある。 人それぞれには、その人固有の“指標木”があって、それぞれの “開花宣言”を下すことを、密やかな楽しみにしているのではないか。
今流のAC広告風にいえば、お役所の“開花宣言”は、 親切でもあり、人によってはお節介!? 定点観測中の昨日午後2時20分の水道局の桜です。
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