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2011/05/31(火)
465 洗浄
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ようやく、目の前の解体工事が終了だ。昨日、工事関係者が挨拶に来た。昨年8月中旬の仮設工事に始まり、3月末の完工が、2カ月延び、やっと今日31日をもって終了するという。
「伸び伸びになったコストはだれが負担するの?」。「請負仕事ですので…」。言葉を濁す彼の苦衷は察して余りある。失礼いたしました。
一方で、現場責任者として、近隣住民への対応で矢面に立たされる場面もあって、肩の荷が軽くなった気持ちもないわけではない。
「工事中のほこりを落とさせて下さい」との申し入れには、 “終わり”を迎えた達成感、安ど感が漂っていた。
「地下構造を残した解体跡地には、高層ビルが建てられないの? 」 そんな噂? 見解? を耳にしていたので、ただしてみた。
結論はOKだそうだ。更地にしたはいいが、制約があって高層建築物は建てられないでは、何のための解体? と言わざるを得ない。 跡地利用を考える人の手を縛ってはいけないのだ。少し安心です。
婦人会館跡地の再開発が進行するのに従って、連鎖反応ではないが、次はどこ? と、関心、マインドがシフトすることは予想に難くない。さて、ここは??
かつて、商業の中心だった茶町菊ノ丁を見守って来た町屋。鎮座して105年。洗浄される様子を見ながら、来し方行く末を思った。
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