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2011/05/20(金)
454 牡丹
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何れ菖蒲か杜若(いずれアヤメかカキツバタ) 立てば芍薬座れば牡丹(たてばシャクヤク座ればボタン)
いずれも優劣つけがたく美しい意味。花を愛でることとてない朴念仁にとっては、紛らわしいものの例えのように思えないこともない。
それぞれ、チューリップとタンポポ、あるいは桜と梅ぐらいの差があれば分かりやすいのだが、単体を見せられて、これが牡丹、あるいは芍薬と断言できないのが悲しい。
近所の義父は、めっきり庭仕事で外に出ることが少なくなり、花が咲き競う姿を居間から眺めるだけになってしまった。立派な牡丹の大輪。分けてもらい会社に飾った。狭い会社に香りが満ちた。
「うわーっ きれい」と、声を上げて愛でてくれたのは、買い物帰りのユータロー君とコータロー君のママ。3人それぞれレジ袋をぶら提げている。
ユータロー君は初めての遠足。自分で遠足用のおやつを買って自慢げ。真似っこの弟君は、お兄ちゃんより一回り小さなレジ袋を持って、これまた満足そう。長幼の序をわきまえているのが愛らしい。
行き先は市内の小泉潟公園。菖蒲園で有名だ。はて、菖蒲には1カ月ほど早い。近くには藤棚があるというから、藤が満開? そして牡丹の花が咲いているかも。
ユータロー君は初遠足を楽しんでいるかな。花はきれいかな。
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