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2011/06/16(木)
481 模擬カラス
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朝、寝室から畑を眺めて、驚いたというか、素晴らしさに感心した。ハシブトカラスを思わせる口ばしの形状、全体の雰囲気がまさにカラス。
カラスとの闘いは、巣をたたき落とすことから第1幕が始まった。 が、“モミジ刈り”の最中に、そのあたりで番いのカラスが巣作りのそぶりを見せるなど、幕が下りる気配がない。
そして、畑のマメ系の蔓が延び、白い花を付け始めた。そうなると、収束しない巣作り活動を警戒しながらも、マメ攻撃にも対処しなければならない。2面作戦を強いられる難しい局面になってきたのだ。
黒いゴミ袋を再利用した疑似カラス。畑オーナーの最高傑作では。
当事者が真剣になればなるほど、時にユーモラスに見えてくる。 “疑似カラス”君を見ていて、なぜか心地よい。
昨夜、運転代行の車のTVで、「土俵際の粘りが素晴らしい」と皮肉られた首相が「国会では顔も見たくないという人が多い」と、受け狙いの自虐ギャグで笑いをとったというニュースを見た。この軽さは何だ!!
真剣さのない不謹慎なやりとりに、唖然とした。受けてうれしそうな表情に、苦難にあえぐ被災民に対する思いやりのかけらもなかったような気がした。心に訴えかける真剣さがあれば……
人間対カラスのバトル。真剣さがあるがゆえに、行方に興味が尽きない。でも、辞任を巡るやりとりには、胡散臭さばかり匂って来る。
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